リポート

 ネオンサインとLEDの比較について 
関東ネオン業協同組合 経営委員会

 近年、新光源としてLEDが多く使われるようになってきました。我々の会員の中にもLEDを使った経験のある方が多いと思います。しかし、LEDに関してはよく分からない面も多いため、技術委員会と協力してネオンサインとLEDの比較研究に取り組み始めたところです。第一段階として顧客に対するQ&A式にまとめてみました。

Q1
ランニングコストはLEDの方が大幅に安くなるとのことですが、実際にはどうなのでしょうか。

A1

ネオン協会で同じサイズで、同程度の輝度になるようにしてテストした結果では(積算電力計で測定)、LEDはネオンサインの約60%程度の電力消費でした。
 
Q2
寿命についてはLEDが長寿命と聞いていますが、実際にはどうなのでしょうか。

A2

半減率では、ネオンサインは2万時間以上のデ−タがあります。LEDについてもいろいろご意見はあるようですが、高輝度型LEDは市場に出てから期間が短いため、もう少し時間をかける必要があるのではないでしょうか。
 
Q3
ネオンサインとLEDの施工のやりやすさはどうなのでしょうか。

A3
 
ネオンサインは高圧(出力側1000Vを超えるもの)はもちろん低圧でも施工基準があり、資格が必要です。LEDは電圧が直流24V以下ですから資格は不要です。
 
Q4
LEDはメンテナンスフリ−といわれていますが、本当ですか。

A4

低電圧駆動でもあり、経年劣化には強いと考えられます。しかし、電気設備であることはネオンサインと同じですから、定期的な点検とメンテナンスはするべきだと思われます。また、許可を受けて設置する屋外広告物はその更新(種類によって1〜3年に一回)の際に点検報告書の提出が義務付けられています。

 



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