NEOS Topics

 Vol.105
 
 「協会設立40周年記念事業」準備進む  
 来年(2008年)に設立40周年を迎える社団法人全日本ネオン協会では、通常総会開催日の5月22日(木)を中心に数々の記念事業を行う。
 NEOS新年号(Vol.99)で紹介したとおり、総会を主管する関東甲信越支部がメインになって昨年12月に発足した7つの事業実行委員会が、協議を重ねて鋭意準備が進められている。
 既に総会会場は、お台場にあるホテル日航東京の大ホール「ペガサス」に決定、実行委員会では懇親会、エクスカーションをめぐって秘策を練っている。ネオンアート展は、一般市民を対象とする公開展の性格を更に前面に押し出し、JR新橋駅に直結する汐留シオサイトの会場での開催が固まり、現在どのようなテーマにするかなどをめぐって真剣な討議が続いている。
 一方、ネオンサイン記念DVD製作は、30周年記念ビデオを超える斬新な映像を取り入れた作品にすべく検討が進められているほか、記念誌・ネオンの感想文集制作、記念講演会、資材展、式典についても各実行委員会で熱心に検討されている。
 あと半年に迫った協会40周年事業への期待は日ごとに高まっている。
 
 東京都で違反広告物除去活動 
 東京都では、各区・市等が日常的に実施している違反屋外広告物の除去を、関係機関、事業者・都民団体などの協力で、一年に一度、期間を定めて一斉に実施している。本年度は、全ネ協にも協力の呼びかけがあり、関東甲信越支部で協力することとなり、10月1日から31日までの活動期間中、会員5社、延べ16人が参加した。今回の一斉運動に参加した自治体は都内10区、都下18市で、結果は現在東京都が取りまとめ中で、判明次第続報する。
 
 屋外広告調査フォーラム地道な活動続く 
 1999年の発足以来、地道な活動を続けている屋外広告調査フォーラム(会長:城西大学大学院 清水公一教授)は、5月16日(水)の総会で承認された活動計画案を、11月7日(水)銀座ブロッサムで開催された拡大幹事社会で報告した。この拡大幹事社会は、会員社18社が全員出席する盛況で、席上活発な意見交換が行われた。
 なお、報告された2007年度活動計画は次のとおり
(1) 屋外広告業界の標準化を目指した広告効果指標の研究
 ・ DECの浸透活動
 ・ DEC以外の広告効果指標の研究
(2)首都高速・屋外広告MAPの作成
(3)屋外広告調査フォーラムの法人化の検討
 
 雨水利用の水力発電で照明サイン 
 10メートルの高低差を利用したミニ水力発電のモデルがお目見えした。水の落差と自転車のハブを動力源にした水力発電だ。1ルクスのLED光源の並列を導光板を使って照明サインにする画期的な手法のデザインは当協会の関東甲信越支部(株)日高ネオンが製作。10月5日、東京都の国立工場での実験模様は録画収録され、インターネットのサイトに掲載されている。(グリーンネックレス大型動画で検索できる)

日高ネオンの中村末男さん(左)と建築家の黒岩哲彦氏

 【100Wで町づくり】と題したこの試みは、町中のモノづくりの知恵を集め、設計理論をカタチにし、商工会のビジネスモデルコンテストや大学キャンパスで開催された『科学の祭典』などで発表しながら、設型模型を披露。多くの人々の関心を集約して、実モデルづくりに取り組んできた。
 製作は「 NPO(法)グリーンネックレス」。事務局はNEOSの編集を請け負っている「武蔵野から編集室」。グリーンネックレスは、JR中央線高架化(三鷹駅〜立川駅)を機に、13.1キロに及ぶコンクリートの鉄道高架橋を21世紀にふさわしいまちづくりの景観デザインとする提案をしている。このモデル事業は内閣府の都市再生モデルの助成採択を受け進行中。そのシンボルとなるのが、高架橋の雨樋を使った雨水発電。高架橋下は暗くなりがだが、そこに照明サインを点滅させようという構想案だ。
 
 「まんが職業ガイド」などネオン関係出版続く 
 最近、全ネ協の協力で、ネオン関係の書物が2冊立て続けに出版され話題を呼んでいる。
 ひとつは、企画編集:ヴィット企画、発行:ほるぷ出版の「まんが職業ガイド第10期シリーズ」(写真左)で、中学生を中心とした読者を対象に、将来の職業選択のきっかけづくりを目指した進路指導用副読本。まんがでやさしく仕事を説明してあり、写真、インタビューなどバラエティに富んだ内容で、今回ネオン業界が取り上げられた。ネオン業の実態が良く分かり大人の読者にも十分アピールできる内容となっている。関東甲信越支部会員の(株)東京システックが全面的に協力した。
 あとひとつは、(株)INFASパブリケーションズ発行のMulti-Media Mix雑誌「STUDIO VOICE」10月号(9/6発売 写真右)。ネオン管の製作風景や作品をヴィジュアルに編集したもので、関東甲信越支部の(株)シマダネオンが取材を受けた。
 

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