ほっとコーナー

味自慢・酒自慢 我が「前沢牛」
東北支部 (有)オックス画房 後藤逸夫

 地元の味自慢はと訊ねられたら私はまず一番は、肉質日本一を誇る前沢牛と答えたい。
 私の住んでいる岩手県奥州市は平成18年2月、水沢市、江刺市、前沢町、胆沢町、衣川村とが合併して出来た町である。字を見てお判りの通り、5市町村全部が水に関連した名前がついており、水は豊富であり、また西に座する焼石連峰からの水はきれいで、これまたうまい。
 この地方が胆沢平野として米のうまい穀倉地帯であることは推して知るべしである。
そのうまい米の良質な稲わらと水、牛の過ごし易い自然。そして、日本一のブランドに賭ける肥育農家や牧場主の技術とが相まって実にうまい肉牛が生育されている。
 私と前沢牛との感動の出会いは13年前にさかのぼる。私は現在63歳であるから50歳にして牛肉のうまさに目覚めたことになる。
 当社に新卒で入社した男子の家が前沢牛の生育農家であり、家人から牛肉を頂戴したことがあった。
 その包みを開けてまず女房が仰天して大声をあげた。家計を握っている女房は豚肉や鶏肉を常用とし、たまに牛肉を買ってきても”豚肉の方がうまい”と言っていた。これ程沢山の最高級の牛肉を手にしたことは初めてであった。
 私も見た。そこには見事な霜降りの牛肉が鎮座していた。
 しゃぶしゃぶにして食べた。すきやきもした。ステーキにもした。脂が網の目状に入った赤肉はあくまでも柔らかく、噛むとジワーッとうまみが出た。うまい!絶妙な味であった。
 あれ以来、女房は豚肉の方がうまいよねと言わなくなった。牛肉にもピンからキリまである事を悟ったのにちがいない。
 わが奥州市の前沢区の隣町はかの有名な平泉町である。
 藤原氏三代が栄華を誇り、100年間で築き上げた浄土思想を基とする庭園群や中尊寺、毛越寺等々が今を時めく世界遺産登録を目指して頑張っている。
 昨日、前沢牛を食べさせる店の前を通った。このゴールデンウィークに平泉観光に来た人々であろうか、店々の前には開店を前に長い行列が出来ていた。

 前沢牛、ぜひ食して頂きたい逸品である。

 
趣味あれこれ 船酔いはつらいよ
関西支部 ハマチ
 小学校のころから一番長続きしている趣味は釣りです。鮒に始まり鮒に終わるといいますが、まだまだこれといって満足のいく釣果が出ていないのが現状ですから、終わるどころかボウズにもめげず暇を見つけては行っています。
 中学生のころからブラックバスを釣りだして、ルアー(疑似餌)にも興味を持つようになり、今ではなかなかの数になりました。
 週末になるとカヌーを車に積んで、池や川へブラックバスや雷魚と主に淡水魚がメインでしたが、会社に入ってからは海へ食べる魚を釣りに行くことも多くなりました。神戸港沖のメバルやガシラにスズキ、シーズンになると太刀魚やハマチなんかもルアーで釣りました。
 4月の終わりに「ゴールデンウイークに船でハマチ釣りに行かへんか?」と誘われ、「是非お願いします!」と、すぐ返事したものの、船と言えば船酔い…朝から酔い止めの薬を飲み、いざ遠くに浮かぶ島を目指す途中から早速ダウンで、現場に着いても用意するのが精一杯、1メートルも動けないし動く気にならない。30分目を閉じていると薬が利きだし、やっと釣りかと思うのも束の間、もう一人が完全にゲロゲロ状態で虫の息、これではとても釣りどころではないので、やさしい船長の判断で出航から2時間もしないうちに港へ。

 昼からは酔い止め薬がしっかり効き、再びチャレンジしましたが、結局ボウズのまま。今回は日本海の宮津という所に行きましたが、景色は最高で食べるものはうまいし静かでとてもよい所でした。
 これで魚が釣れてたら…。


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