面白ブックレビュー

 
「ふりむけば猫」
井上洋介著 小さな絵本美術館・架空社刊 1100円  
猫が好きでいろいろ集めている。
といっても生きている猫は一匹で、あとは置物や絵やカレンダーのたぐい。 
この本もその一つ。はがきサイズの版画絵本である。見開き左に猫の絵、右に文章が載っている。文章といっても「かどのしょくどうにねこがいて」とか「かさやさんにもねこがいて」とかほんの一行。みんな大正時代を思わせる古い建物ばかりで、その中に探さなければわからないほど小さく猫が描かれている。
このほんわかとしたムードがなんとも楽しい。
(博)


Back

トップページへ戻る



2010 Copyright (c) All Japan Neon-Sign Association