表紙によせて─11

 

長崎「龍踊」

  和田博温

和田博温さん

  長崎くんちの花形「龍踊」です。龍踊と書いて「じゃおどり」と読みます。江戸の昔、毎年正月15日に長崎の唐人屋敷で行われていたとか。金色の玉を追って巨大な龍が舞う。爆竹が鳴り響く。日本の祭りの中では異形というべきこの龍踊はもちろん渡来文化の華と言えましょう。ほかの渡来ものと同様に大陸には失われた原型が、日本に元来そのままのカタチで息づいている、その好例のように思えます。この絵ではは女子高校生たちのグループを描いています。なんとも華やかなものですね。


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