ネオン前線北上中

 
 腕自慢・ワザ自慢 104 
関東甲信越北陸支部 (有)宣弘プロセス
大塚康児さん
大塚康児さん  今回は(有)宣弘プロセスの営業担当、大塚康児さんにお聞きしました。
  大学を出て(株)昭和ネオンさんに入社して、5年間営業を担当しました。お陰様で自社では昭和ネオンさんの下請けとして良い協力関係を築けています。元請けの事情も分かりますし、信頼できる人材を適材適所に、効率よく配置できます。
  うちは看板屋ですが、お客様のほとんどは看板業社です。町の看板屋さんの出力サービスやデザインのお手伝いをしています。2,500幅のインクジェット出力が強みです。
――看板屋さんとしては珍しい社名ですね。

 シルク印刷の会社として40年程前に父が作った時の名前です。現在はシルク印刷の需要が少なくなりやめてしまう所が多いので、探していたんだとお客様に喜ばれることも。逆にそれがインクジェットの仕事に繋がっていくこともあります。
――シルク印刷とは?
 昔からある印刷方法でステンレスヘアーラインの質感を残してカッティング文字では加工が難しい小さな文字を入れたい時はシルク印刷の出番です。需要は少ないですが、ビルの総合案内板などシルク印刷にこだわっている所もあります。カッティングより割高になりますが質感が違いますね。
――職人技ですね。
 うちもベテランの職人が一手に引き受けていますが、継承していくのは難しいですね。
――ところでご趣味は?
 サッカーとスキーです。サッカーは月1回地域シニアリーグの試合と、練習のため週一のフットサル。スキーは毎年越後湯沢のゲレンデへ。
――スポーツ大好きの大塚さんとしてはオリンピック楽しみですね。
  看板屋としては絶対仕事に繋がって行きます。
 
 う・ち・の・会・杜 129 
関東甲信越北陸支部 アビックス(株)
熊ア友久さん

熊ア友久さん 1988年、タイムスリット(通過型表示装置)開発、またラウンドスリット(回転型表示器)の開発を経て、翌年アビックス(株)は設立されました。
  「真っ暗なトンネルを映像空間にしたい」そんな夢から始まった研究開発は、名古屋市営地下鉄に採用されるなど、脚光を浴び、1990年に販売会社設立。その後神戸北神急行北神トンネル、JR東日本、成田空港線、北海道新千歳空港など次々と採用され、ニュービジネス大賞奨励賞受賞しています。
  1995年、LED表示機の新たな事業拡大の方向性を見いだし、ホール等のネオンの置き換えとしてポールビジョンを開発。翌年日経ベンチャー主催ベンチャーオブイヤー95「ハイテク部門」受賞。サイバービジョンの開発をすすめ、デジタルプロモーションの可能性が広がっていきました。
  2005年ジャスダック証券取引所株式上場を果たし、2006年本社をみなとみらい横浜ランドマークタワーに移転、現在に至っています。
  大型の屋外型サイバービジョンを銀座、秋葉原、渋谷、千葉など各地に設置。デジタルサイネージのノウハウを集約した「儲けを生み出す!魔法の映像看板」を出版するなど、アビックス鰍ヘ映像看板のリーディング・カンパニーとして大変注目されています。
  「看板とはエンドユーザーにとって集客がゴール。デザイン性が高いということより集客効果があるということが我々の仕事だと考えています。LEDには拘らず『看板の電子化』を図り、機器もコンテンツも運営支援もひとつのパッケージとして機器のメンテナンスも含めた中身も提供していく形態に変えてきています」と、49歳の代表取締役社長の熊ア友久さん。社員数は26名。開発・提案型の“攻め”の会社です。


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