ネの字通信

 
 技術・技能継承研修会  
関東甲信越北陸支部 安全対策委員 石井 久

 東京都中小企業団体中央会(以下中央会)と関東ネ協安全対策委員会(以下安対)との共催で、技術・技能継承研修会が平成25年11月16日(土)に、(株)オートレント浦和美園リースセンターにおいて開催されました。内容は、「建植看板建込工事の技術研修会」で、講義と実技と質疑応答の3部構成で、講師は叶建築設計事務所の菊池光高氏が務められました。
  司会は冨田安全対策委員が務められました。参加者は24名でした。
  中央会・常勤参事である穂岐山氏から挨拶があり、安対の上野委員長の挨拶と続きました。趣旨は、技術・技能を継承し、受講者の仕事の幅を拡げて頂くというもの。講師の菊池氏は、以前から看板関連の勉強会・講習会を開いており、鋼管杭での看板建込工事を広めるための活動も行っております。今回は、実際に看板を立てることによってより実践的なものになっておりました。
  1部の講演会は、看板基礎の種類、鋼管杭とはどんなものなのかというものから始まり、特性、注意点などの説明がありました。最大の特徴は、●工事が自分でできる ●工期が基本1日間と非常に早い ●工事費が安いなどが挙げられます。安全面では、穴の深さがあるので、穴への落下防止のために必ず安全帯を付けることが重要とのこと。
  2部の実技講習では、実際に建柱車とクレーン付きトラックを使っての施工を見て頂きました。建柱車のオーガで穴掘り作業、鋼管杭の入れ込み固定、上部看板部分の取付け作業と続きました。 
  3部の質疑応答では、沈み込みなどはあるか?なぜ4mの深さなのか?の質問があり、菊池氏が的確にお答えになっていました。
  今回の一番の収穫はやはり、講習に参加して頂いた方々に鋼管杭でたてる看板が実際にどのようなものかを見て頂いたことです。目の前で見ることによってより理解が深まったことと思います。
  最後になりますが、当日お忙しいなかご参加頂いた方々、また講師をしていただいた菊池氏及びこのような機会を与えて頂きました中央会の穂岐山氏、竹田氏、関係者の方々にはこの場を借りてお礼申し上げます。



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