ちょっとヒント・うちの会社では

 
 在庫の有効活用  
     関東甲信越北陸支部 東洋ライト工業( 波多野直哉

 LEDの製品の製作を始めて12年になりますが、当初は、LEDは珍しいものでした。現在では私たちの生活に欠かせないものになってきました。ここ数年では、LEDの開発進歩が早く、製品ライフサイクルが非常に短いものになり、製品の供給コントロールが難しくなってきているのを感じます。
 一昔前の在庫の処分は多くはありませんが、「何かに活用できないかな?」と考えた時に、「うちの製品っていろいろな形状のものがあるよね。いろいろなシーンに合わせて使えるものだよな」と。「そうだ、社内の設備に活用しちゃおう」と思いつきました。今年の4月に弊社の東京の営業事業部は同じ町内ですが、引っ越しをしました。そこで、所内の照明設備をすべて、社内の在庫を使用することにしました。本社の愛知県豊橋市の方でも、工場内の照明設備も在庫を使用しています。照明1つとってみても、社内の照明は、「設備投資」です。その設備投資を社内で完結してしまえば、コストも半分近くにできたのです。
 また、別の取組活動も始めています。同じ製品でも「売り先」「見方」を変えるという観点から、「新製品PJ」という縦断的プロジェクトを若者有志で立ち上げました。たとえば、「バス停」。弊社では、「バス停」を全国のユーザー様へ納入させていただいています。「バス停」で使用するアルミパイプはロットで購入しています。ときに余り気味になっている「アルミパイプ」。これをなんとかしたかったんです。そこで、バス停→アイキャッチという発想で「看板」として考えられないか??と、「新製品PJ」メンバーでなけなしの知恵を絞りました。バス停なら売り先は、「バス会社様や市町村様」、アイキャッチなら売り先は、「店舗を構えてお客様に来ていただく店主様」、例えば床屋さん、美容院さん、居酒屋さん、雑貨屋さん、パスタ屋さん、定食屋さん、うなぎやさん…いろいろでてきました。ネーミングは、「おまねき停留所」としました。これは「新製品PJメンバー」の投票で決定しました。販路の開拓は、まだまだですが、若手一丸となってガンバっていますよ。
 「在庫の有効活用」まだまだありそうです。在庫は「寝ているお金」といいますが、「寝ている在庫さん…zzz」の活躍の場をますます広げていくようがんばります!!



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