面白ブックレビュー

 
「世界の廃墟」
佐藤健寿著 飛鳥新社刊
 長崎の軍艦島(正式名称端島)が世界遺産リストの暫定候補に選ばれて、にわかに人気が高まったが、廃墟が注目されだしたのはかなり以前からで、廃墟をテーマとした写真集の出版も多い。
 廃墟にはそれを生んだ、隠された歴史があり、その怨念のようなものがこもっているような気がする。その廃墟が世界レベルともなると、スケールもレベルアップする。中にはすでにマスコミで報じられたものもあるが、ほとんどが初出で、こんなものが存在するのかと目を見張らされる。中には町全体が廃墟になっているものも多く、その壮大さに圧倒される。


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