ちょっとヒント・うちの会社では

 
 何はなくとも社内ミーティング  
     九州支部 ヤマモト 山本洋介

 原稿依頼の連絡が入り、何気にお受けしたものの、何を書こうと文面考案中です。こういった事も自分の経験、勉強、そして仕事へのヒントになればと思いお話致します。
 動向では景気は上向きといいますが、営業所在地であります長崎は、業種問わず、それを感じることはありません。主に弊社業務は御存じの通りこの業界もシステム化され、半流通業界のように支給されたサイン、規格品を設置する、というのがメイン業務となっております。
 所在地現場も多種多様、環境条件も建築条件も違えば指示図面通りといかない事もしばしば。
 過去の経験で、現場調査の際に図面通りでは上手くいかない小さな案件を、製作含め良かれと思い喜んで頂けると思い、サービス精神で知識と自社技術でうまくまとめた…って事があります。これは大きな間違いですね。職人、技術者の自己満足にすぎません。
 それと、行程手間や段取り省略が、固定観念であるのかも知れません。そこを報告、確認して頂いた際に喜んでもらったという事例も確かにあります。まさしく自己満足。
 逆にクレームになった事例も。当然です。解らない、気づかれないにしても従来の完成系とは厳しく言えば違うのですから。
 再工事、手直しとなれば手間、金額とも会社は大きなリスクを伴います。一番は施主様からの信用を失うという事です。
 これだけ出来るスキルの高いスタッフがいる事は幸せですが…。共有はしあえても、共感は難しい…。
 そこで私が数年前から実践していること。簡単な事なのですが、物事シンプルにありのままの報告。面倒であっても、決して知識や技術力でスタンドプレーしない事。
 それを踏まえ弊社は朝、昼、夕方ミーティングを毎日行います。打合せは別として、時間にして5〜10分程。不在の場合は定期連絡で。
 時にはたわいもない話なども。決して案件は一人で抱え込まない。私を含め、みんなで共有です。
 何より良かったと思うことは、ミスや勘違いも隠さないという事です。時に叱咤もありますし、激しいディスカッションもありますが、ある意味ガラス張りでしょうか(笑)。
 以後、過去の事例のような事はなくなりました。たまには経験値、技術職の面から理不尽なこともありますけど(笑)。
 小さな会社ですが、「話す」という事が何よりも確信を得る材料と我が社ではなってます。
 さて今からミーティングです!!!



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