ネオンの話2題

 

卒業制作「アートとしてのネオンサイン」


石田朱音さん  少し前にシマダネオンさん(関東甲信越北陸支部)に1本の電話がありました。電話の主は石田朱音さん。ネオン管を使って卒業制作を作りたいという内容でした。石田さんは武蔵野美術大学の芸術文化学科の4年生。協会のサイトからシマダネオンの島田さんを師匠として、森山桂さんと本郷倫恵さんが管曲げの修行中という記事にたどり着いたとのこと。
 電話を受けたのは、その修行中の当人森山さん。石田さんによるネオン管の製作は時間的にとても間に合わず、森山さんがネオン管を曲げて制作することになりました。
 作品は90cm×35cmの長方形の鉄板で土台を3つ作り、その前にネオン管を設置。その3つの土台はスクリーンのような役目で、プロジェクションマッピングのように映像を投影させて色々なパターンを映し出します。光の三原色をモチーフにしたパターンですが、応用が無限に広がりそうです。1月の武蔵野美術大学卒業制作展で芸術文化学科の優秀賞を受賞しました。反対側の壁面ではネオンサインの作り方などを映し出します。作品タイトルは「アートとしてのネオン作品」。インスタレーションの手法による展示と小論文からなります。

同大美術館・図書館にて、平成27年度卒業制作優秀作品展開催
4月4日〜29日
http://www.musabi.ac.jp


ネオンの新ブランドNO VACANCY誕生

  ネオンが衰退する中で、ネオンサインの価値再考と復活を目的に活動を始めたのは“NO VACANCY” 。
 “NO VACANCY”は東京都大田区のネオンサイン製造会社から派生した、ネオンサイン照明、またはネオンサインをモチーフにした雑貨を提案するブランドです。処分されるスケートデッキを土台にした“DECK NEON”やTシャツなど、インテリア照明としてのネオンサインを考え、提案する為に立ち上げた “NO VACANCY” 初の展示が3月25日(金)より4月17日(日)中目黒(池尻大橋)のTHE WORKERS COFFEE/BARのWALLにて開催されます。ネオンサインの展示&販売をします。
 “文字”にまつわるプロダクトやインテリアを取り扱うショップ「LETTERS8」とコラボしたネオンサインなども並びます。
 目黒川の桜がちょうどいい季節、お花見に合わせての展示となりそうです。
ホームページ:http://shimadaneon.com
インスタグラム:https://www.instagram.com/novacancy_shimadaneon/
NO VACANCY
東京都目黒区青葉台3-18-3
THE WORKERS COFFEE/BAR
HP:http://theworks.tokyo


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