面白ブックレビュー

 
「変わり兜 戦国のCOOL DESIGN」
橋本麻里 著 とんぼの本刊
 戦場における衣装と言えば機能性重視で迷彩色とか、あまり目立たないものが多い。そんな中で日本の戦国時代の武将が身につけた甲冑は華やかで、その原則に外れる。ことにアート感覚に富むことが注目される。
 大将が被る兜についてはかねて関心を持っていたが、本書はそんな兜をよりすぐって見せてくれる。ウサギの耳や鹿の角のデフォルメがあると思えば、トンボや蝶といった昆虫をデザイン化したものもある。中にはサザエやムカデとモチーフは限りがなく、見事な造形に仕立てている。そのデザインは現代のロボットアニメやSF映画に繋がるという指摘にもうなずかされる。日本人の優れた感覚が読み取れる。


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