ネオン前線北上中

 
 腕自慢・ワザ自慢 123 
関東甲信越北陸支部 (株)
カンコー広告部(営業部長兼広告事業部長)
鈴木知幸さん
鈴木知幸さん ――(株)カンコーさんは様々な事業をやっていらっしゃるんですね。
 企画部・広告部・タクシー部の3つの部門があります。また広告部は広告事業部・インテリア事業部・イベント事業部の3つに分かれております。その中の広告事業部(サイン関係)の部長と広告部全体の営業部長を務めております。
――事業内容が大きいので、全体を把握するのも大変ですね。
 うちの会社は業務によってキチンと線引きされています。一人が沢山の案件を抱え込まないで、各自得意分野で活躍する。そのためには情報共有が一番大事だと考えています。各自が持ち帰った、仕事に繋がりそうな良い情報も勿論ですが、失敗も隠さず全て机の上に上げる。
――そうはいっても、営業は成績を競いあう面もありますね。
 そうですね。でも情報共有してチームでやること。それが得意なポジションでの活躍に繋がり、プレゼン力を高める。14人いる営業部員には、1人で仕事を抱え込ませない。チームでやる方がスムーズにいきます。おかげではうちの社には鬱になったり、胃に穴があいたりする人はいませんよ。
――鈴木営業部長の営業の極意はなんですか?
 “気力・体力・時の運”です。業務の7割が外回り。5時、6時出社もなんのその、です!
――なるほど。お客様との強い信頼関係があってこそですね。リフレッシュはどのように?
 お酒です。新潟ですから日本酒ですね。家で妻と、仕事でお客様と、仲間と飲む、一人ではなく誰かと一緒に飲むのが楽しいですね。
――仕事も、それ以外も全力投球の鈴木さんが目に浮かびます。
 
 う・ち・の・会・杜 154 
北海道支部 
(有)エヌディーサイン
西川勝美さん
西川勝美さん (有)エヌディーサインの創業は33年前。
  きっかけは、西川勝美さんが勤めてたネオン・看板制作会社が廃業することになり、その会社の先輩と二人で始めたことです。当時西川さんは入社してまだ3年。一人前になりかけの若干26歳。親子ほど年の離れた職人気質の土橋(どばし)先輩に、「おまえが社長になれ」と、なってスタート。西山さんのNと土橋さんのDでエヌディーサインと命名しました。
 「いきなり社長になって右も左も分からず、営業もしたことがなく、計算も慣れず、分からないことだらけでした。色々聞きながら少しずつ進んできました。業界の仲間には随分助けられました」と西山さん。
 会社組織にこぎつけられたのは数年経った平成元年。バブル直前で世の中の景気も好調で、エヌディーサインには7、8人の社員がいました。「仕事がどんどんあり、業界皆が忙しかった」
 当時から現在も一貫して制作・施工が中心です。最近は大型サインが減り、ネオンの需要も少なくなりましたが、小型の看板、LEDと業務内容を広げ、内装も手掛けます。4人の社員と何より『安全第一』が、合い言葉です。
 「北海道での雪深い冬のシーズンはじっと我慢です。雪解けと同時に仕事も一斉に動き出します。春が待ち遠しいですね」
 業界の理事のお役目も、今年で15年ほど。  「先が見えづらい昨今ですが、頂いた仕事は断らず、丁寧に一つ一つ仕上げていきます。それは昔とかわりません」 
 西川さんは無我夢中で会社経営を軌道に乗せ、業界の仕事も堅実に積み上げ、今ではすっかりベテラン社長ですね。


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