ほっとコーナー

趣味あれこれ 登山
東北支部 (有)ナイガイ 佐藤 優

 これといった趣味のない私ですが、事業承継が現実味を帯び始め、様々なプレッシャーが重くのし掛かるようになってきた35歳の時、現実から逃れるように登山を始めました。
 この原稿の趣旨としては「頂上に着いた時の達成感が最高です!」なんて書くのが正解なのかも知れませんが、実際のところは息を切らしながら、「なぜ貴重な休みにこんな苦労をしているのだろう」と山中で後悔してみたり、水溜まりで登山靴を洗っている時に、2m先の岩だと思っていた物体がよく見ると熊の親子だったり、昼食を車の中に忘れて山頂で絶望してみたり、標高日本第5位の槍ヶ岳(3180m)山頂で標高が刻まれたプレートを持って記念撮影をしようとプレートを持ち上げた瞬間にギックリ腰になってしまったりと、散々な思いをしながらも未だに登山を続けております。
 なぜそんな思いをしながらも、この苦行のような行為を趣味として続けているのでしょう。
 それは、前述のように現実逃避のために始めた登山ですが、結局は山に入っている最中でも悩みを忘れることはできませんでした。山を歩きながらその時々の悩みとじっくり頭の中で向き合うことになるのですが、普段の考えで出す決断よりも山を歩きながら出す決断の方がよりポジティブでうまく行きそうな答えを導き出せるのです。
 これからも様々な悩みを抱えながら、日々奮闘することになります。登山をしながら導き出した前向きな決断で、これからも会社を引っ張っていきたいと思っています。

 
郷土の味自慢・酒自慢 フクのおいしい季節です
中国支部 (株)ファイブス 大森健治
 本州の最西地山口県、山口県の最西地下関市はフグのことをフクと呼んでいます。そのフクの水揚げ量日本一といわれる日本でもめずらしいトラフグを専門に扱う南風泊市場があります。ハエドマリシジョウと読みますが普通ではなかなか読めないと思います。
 そのフクのおいしい季節がやって来ました。刺身はネギをからめてまとめて箸で3、4枚すくうようにつかみポン酢でいただく。歯ごたえ舌ごたえ?がなんとも言えません。皮もまたこのコリコリ感がたまりません。から揚げ、天ぷらとありますがやはり刺身がいいですね。たまりませんね。
 下関市では『フグ』を福に通じるとして『フク』と呼んでいますが(その他にもたくさんの呼び名の話題があります)、その意味がよくわかるような気がします。
  さて下関市は鯨も有名です。今のプロ野球チームDeNAの前の、横浜ベイスターズの、まだまだ前の大洋ホエールズが下関市を本拠地にしていた時代がありました。親会社が大洋漁業(現マルハニチロ)で、捕鯨や遠洋漁業の一大基地を下関市に築いていました。そんな時代背景があり、私たち隣市にもクジラ肉が豊富に入り、胃袋を満足させてくれました。今はまだあるかどうか分かりませんが、鯨料理のフルコースを食するお店が下関市内に何軒かありましたが、なかなかの味でめずらしく、おいしくヘルシーな料理でした。
 山口県の大人気のお酒は有名な岩国の旭酒造の『獺祭(だっさい)』があります。獺祭の酒造りは独自の醸造技術で機械化と人手化を明確にして、杜氏に頼らず高い品質と営業力で日本だけでなく世界にはばたいています。誰にでも好まれる味ではないかと思います。
 そして二番目に人気のお酒は萩市の『東洋美人』でフルーティーな味です。女性好みでは。
 私が個人的に好きなのは『五橋』です。やや辛口でシャキッとしてまるで私みたい?です。ネーミングは岩国の錦川に架かる錦帯橋のことです。日本三名橋のひとつです。皆さん是非ご賞味ください。
 ちなみに郷土とは程遠い話ですが、娘が嫁ぎ先の佐渡の造り酒屋のお酒、『金鶴』といいますが、これもおいしいお酒です。
 かわいい娘のために少し宣伝させていただきました。


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