街のマスコット

 
 300年前からの看板レリーフ  
    
 中世の面影が残るプラハ。旧市街の看板もまた年季が入っています。ただし看板といっても文字ではありません。レリーフや絵で、ライオン・ザリガニ・白鳥・ビートといった動植物、盃(さかずき)・車輪・ヴァイオリンといった道具や楽器、太陽・星といった自然等が描かれたものです。
 やはりこういった身近なものがモチーフになると、おとぎ話やマザーグースにも似たメルヘンな雰囲気があり、赤い屋根と石畳の街なみにもよく似合います。
 これらの看板は当時、住所の役割もはたしたのだとか。番地どころか住民にも番号がつきつつある現代からすると隔世の感です。
関東甲信越北陸支部U.Y.


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