ネオン前線北上中

 
 腕自慢・ワザ自慢 131 
北海道支部 
(株)野口工芸社
野口雄平さん
野口雄平さん 『喜んでもらえる看板作り』を掲げる野口工芸社の野口雄平一さんにお聞きしました。
 親父が1966年に創業、代替わりをして20年の創業54年です。小さい頃は自宅と会社が同じ場所にあったのでペンキとか描き文字とかイラストを仕上げる様子を見てきました。
――自然と会社を継ぐ流れに?
 中学を卒業して親父の下で仕事をしながら定時制に通いました。卒業後親父に「他所の釜の飯を食え」と、横浜の港湾作業員を2年。そこからまた看板屋での3年を経て呼び戻されました。
――辛抱なさいましたね。先代もすごいです。
 力仕事はきつかったですが、新しい土地での慣れない仕事は今思えば得がたい体験でしたね。
――代替わりはスムーズに?
 親父は元気なうちに交代するという考えで、10年ほどは一緒に仕事が出来ました。
――貴重な時間でしたね。
 交代してからは口出しはしなかったですね。自分の給料も自分で決めろと。自分がこれでと提示したら、親父は「高すぎる」なんて言ってましたが(笑)。国のものづくり補助金を活用してレーザー加工の機械を導入したりチャレンジしてきたつもりです。次世代に繋いでいけるように100年企業を目指しています。
――ご趣味は?
 読書と映画鑑賞です。読書は繰り返して読んでいるのは石田退三の「トヨタ語録」や小山昇の本です。ビジネス書が多いですね。映画は何でも好きです。今はコロナの影響でDVDですが。
 
 う・ち・の・会・杜 168 
四国支部 (株)徳島ネオン
本久智一さん
本久智一さん (株)徳島ネオンは昭和55年1月に先代の本久昇(現代表取締役会長)が創業し、今年で40年になります。「約5年ほど前に先代より代表を交代し就任しました」と語るのは、期待の2代目智一さんです。
 創業時からバブル期までは、屋上広告塔のネオン工事の受注が軒並みに入っており、かなり忙しくしていたのを子どもながらしっかり記憶しているそうです。
 ここ数年屋外広告の形態もだんだんと変化し、カッティングシートからインクジェットシート、ネオンからLED、アクリルからアルミ複合板やFFシートへと次々に新しいものが出てきて、この何年間で屋外広告物の材料や形態が大きく変化してきました。
 近年では安全に対する義務が厳しくなり、納期内に施工を完了することはもちろんのこと、安全に作業して事故のないように、「事務所内での朝の朝礼で綿密に打ち合わせし、現場でもKYミーティングに時間を取るようにしています」
 また社員、協力業者に対しても必要な資格については随時取得を勧め『安心で安全な施工』を社のスローガンに掲げていらっしゃいます。
 「この時節だからこそ、お客様の安全、社員の
安全を第一に考える必要があると思います」。 何事も小さなことから、少しずつ積み重ねが大切ですね。
 明るいお人柄で、四国支部だけでなく協会全体をひっぱる牽引力に期待が高まります!

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