ほっとコーナー

郷土の味自慢・酒自慢
絞ったそのまま一番酒
関西支部 アキオカジ

 いつも食べ物ネタでしたが、今回は酒自慢で。
日本酒はヤバイ、昼まで残る…。いつもビールで始めてハイボールなので、たまに日本酒はとても酔ってしまう。記憶がなくなる。こうやったでと言われて、思い出す始末。
 組合でお世話になって、今でもお付き合いいただいてる関西の重鎮で、今は引退された梶企画の梶さん。ネオンサインのいい時代のお話聞いたら、この人一体いつ寝てるねん!?ってなります。ネオン管製作と、ゴルフと新地のクラブの話、おもろい話をたくさん聞かせてもらいます。その当時の車は一番でっかいベンツだったらしく、梅さんがいつも運転してゴルフだったらしいです。
 季節ごとに見たことない日本酒をいただきます。その時その時に流行っているものや、少し変わってるものやお気に入りだったりで、当時流行りだした「獺祭」を知ったのも梶さんのおかげ。
 梶さんお酒がとてもお強い。もういくつやねんって思いますが、歳は関係ないのかな。コロナにとても気を付けてはって、今も新地の行きつけのお店にお昼から行ったりされてる。そんな梶さんに今月いただいたお酒が、知る人ぞ知るみたいなお酒で、包装されてるパッケージがとても独特だったので、今回の酒自慢のネタにしました。包装紙は紫外線除けらしい。


 「御代栄 しぼったままの一番酒」滋賀県の北島酒造さんのお酒で、度数は18から19度、精米歩号60%。名前の通りしぼったまま詰めた生原酒でとろりとした感じです。お店のHPには、悪酔い・二日酔いもなく、健康のために安心してお飲みいただけるそうです(笑)。驚いたことに、そのまま・オンザロック・ぬる燗はわかりますが、お湯割りもありらしいです。酵母が生きているらしく四季に応じて味も変化するらしいので、これからゆっくり飲みます。って春までもたない。

 
趣味あれこれ
百人一首の楽しみ
北海道支部 北海道クロード(株) 向井里華
 小学生の頃、私の住む地域では百人一首かるたが流行していました。週に1、2回同じ学区の子供達が集まり、そこでは『かるた協会』に所属するおじさんが百人一首を教えてくれました。
私も小学校1年生から参加し、百人一首を覚えました。
 北海道の百人一首は本州のものとは違い、取り札が木製で、下の句を読んで下の句の札を取るという独特のものです。
 そうは言っても、普通のかるたの様にただ読まれた札を早く取るものではないのです。読み手の技術や癖等があり、イントネーションや前の句の余韻、次の句に入るときのブレスによって句を読む前に札がわかることがあり、札が読まれてからでは間に合わないこともしばしばあります。
 自宅には建具職人だった祖父が作ってくれた手作りの百人一首があり、私は読み手の声が録音されたカセットテープを流しながら、家でも1人で練習していました。
 私が住んでいた地域では大きな大会が年に何度もあり、初めて大会に出た私は練習の成果もあり入賞することができ、賞状やトロフィーを貰った嬉しさや、賞品も豪華で良かったことをきっかけに、ますます百人一首にのめり込みました。
 中学生になると、今度は百人一首の和歌そのものに興味を持ち始めました。
 国語の授業で百人一首の歌が取り扱われたことで、それまで意味を考えたこともなく、記号として覚えていたものが歌として意味を持ったことがきっかけでした。
 百人一首には『秋』の歌と『恋』の歌が多く、秋の物悲しさであったり恋の切なさであったり、特に恋の歌はまさしく当時のラブレターなので、とても美しい言葉で綴られた美しい歌が沢山あります。
 しかも、その美しい歌を詠んだ歌人にはイケメンが多かったとのこと。中でも『ちはやぶる』の歌で有名な在原業平はとてもイケメンだったそうですよ。
 そう思って見ると、より一層和歌を楽しむことができます。
 今では百人一首に限らず、色々な和歌を見るのも楽しみのひとつです。
 そして、数年前から小学生になった甥が百人一首をやるようになりました。実家に帰ると甥に誘われ、家族での百人一首大会が行われます。
 今は読み手はカセットテープではなく、スマホのアプリです。
 年をとって反射神経が衰えてきた私は、甥に負けないようスマホアプリの読み手の癖を研究しています。


Back

トップページへ



2021 Copyright (c) Japan Sign Association