ネオン前線北上中

 
 腕自慢・ワザ自慢 139 
四国支部 (株)
松山建装社
瀧頭裕二さん
――入られて34年、ベテランですね。
 もともと絵が好きで、デザインの専門学校にも行っていまして、ご縁があってこの会社に入れました。物をつくるのが好きなもので、自分の作った物が実際にできるのは楽しいですね。
――苦労された点は?
 最初はコンピューターのない頃でしたので、ドラフター(製図台)という斜めの台での作図でして、描く人に伝えるのも難しかったです。コンピューターを入れることになってからまた独学で。
――気を付けている点はありますか。
 最近は完成図に対して、工期うんぬんをどう縮めて行くかを考えてやるようにしています。
――印象に残っているお仕事は?
 何年か前に愛媛で国体があった際、うちの会社も参加させていただいていろんな刺激になったので、それを活かしていけたらいいなと思います。
――愛媛はみかんのキャラクターが印象的ですね。
 そうですね、みかんをモチーフにした「みきゃん」というゆるキャラがいます。愛媛主催で催しをするときはみかんの色、オレンジやグリーンがよく使われたりしますね。
――お休みの日はどうされていますか。
 今はDIYで家の中の棚を作ったり、あと多肉植物を育てたりしています。図面を起こす時に「この隙間にこれを置きたい」とかやりたい方なので、買ったものより自分で作ったほうがサイズがきっちり入って気持ちいいです。一日中机に座っていることが多いので、休みの日は体を動かした方が、というのもあります。

――いろんな意味でちょうどいいですね。
 
 う・ち・の・会・杜 179 
関西支部 (株)オガワ大阪支店
武廣哲史さん
 (株)オガワは1977年、(有)小川銘板製作所として広島の小さな町工場から事業をスタート。 「糸鋸でステンレスの材料を切ることからはじまりますが、当時の売り上げ規模に匹敵するぐらいのレーザー加工機を購入してから、飛躍的に伸びたと聞いています」
 現在は全国規模で展開中。従業員数は会社全体で242人(2021年11月)。目標は業界No.1です。
「ウエイトとして大きいのはボックス文字ですが、制作物全般に対応しています。みなさんの工場、サインメーカーといった位置づけです。オガワ三大主義として信用、正確、スピードを掲げ、お客様の要望には可能な限り応えます」
 次代においてさらなる進化をめざし、現在"OGAWA ReBorn 2030 Project"を発足。人材育成、組織体制、製造環境、技術革新、地域共生をキーワードにあらゆる要素を刷新させる構想です。
「次世代につなげていくために特に、これまでオガワが培ってきた技術・技能の継承、人材育成に重きを置いています。各種講習会をはじめ社内研修、OJT等を通し積極的に進めています。一人ひとりの能力を高めることは組織としての活力向上にもつながります」
 またリボーン・プロジェクトの一環として、全国の営業拠点でお客様のニーズに対応する中から生まれた新製品に、フルカラーLEDの制御技術を応用したメッセージボード、GPSやNTP(Network Time Protocol)を組み込んだタイマー等の「オガワデジタルサイネージ」、本漆を使用した「漆塗りサイン」といったものがあり、進化の片鱗を垣間見ることができます。

Back

トップページへ戻る



2022 Copyright (c) Japan Sign Association