郡山市にあるビッグパレットふくしまにて「バンクシーって誰？」展が開催中です。昨年8月より東京・名古屋・大阪を経て郡山の次が高岡、そして最後に福岡と全国6都市を回ります。
　バンクシーと言えば4年前のロンドンのオークション会場でのシュレッダー事件が有名です。
　世界中で神出鬼没にストリートアートを展開する謎の現代美術アーティスト。30年ほど前からイギリス・アメリカ・中東などの建物の壁面などにその作品を残していますが、作品の大部分はすでに消去されているか上書きされているかで、現在はほとんどが写真やコレクター向けに製作されたシルクスクリーン等でしか見ることができません。
　今回の展覧会は、なんと作品が描かれた街並みや壁面をレプリカにて正確に再現…。まるで現地で作品を見ているかのような疑似体験をすることができるようになっています。
　バンクシーの作品は多くの人々に彼の現代社会のあらゆる問題に対する強いメッセージを伝えています。屋外広告を扱う我々にも、その手法や表現の内容は異なるとしても、大いに参考になる部分があるのではないでしょうか？