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 Vol.193
 
 6月に看板落下事故3件も発生  
 6日午後3時ごろ、北九州市小倉にある市営駐車場の4階部分から、看板の一部が1階庇部分に落下したが、ケガ人や車への被害はなかった。落下した部材は2m×0.9mの鉄製の板6枚で、強風にあおられて外れたものと思われる。前月の目視点検では異常は見られなかったという。
 次いで、24日午後、熊本市の繁華街でビルの2階から3階にかけての壁面に設置されていた看板が、駐車してある車の上に落下した。県内では各地で台風の強風域並みの強い風が観測されており、看板はこの風を受けて落下したとみられる。落下した看板は幅約4.5m、高さ約5.4mあり、市によると無許可の違反広告物であったとのこと。
 また、静岡県伊東市の商店街で27日午後3時ごろ、土産物店の「キンメダイ」の看板が落下し、2人がケガをした。この看板は長さ4m、最大幅1.3mの発泡スチロール製とみられる。
 こうした看板の落下や火災による事故は、昨年7月からの1年間で少なくとも8件はニュース等で報じられており、中にはケガ人が意識不明の重体となったケースも含まれる。老朽化した看板への対策や点検時の発見など、業界関係者における対応も求められる。
 また、7月に入り現場作業員の転落事故も発生した。現場は北海道の余市町で、高さ15mの看板の錆の除去作業を行っていた男性作業員(79)が地上約10m付近から落下し、搬送先の病院で死亡が確認されたと報じられた。
 

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