ネオン前線北上中

 
 腕自慢・ワザ自慢 79 
ネオン管加工
北陸支部 富山ネオン(株)
小川英一さん
小川英一さん  入社して15年の小川英一さん。ネオン管加工を任されるようになって、そろそろ10年選手ですね。
――最初からネオン管曲げ修業ですか?
 入社して2年間は取り付け工事でした。自分の希望もあって、2年後に加工にチャレンジすることになりました。
 教わっていくうちに「しまった。難しくて出来ない」と。まず、極付けのチップ管付けで一回目の挫折感を味わいました。それがなんとかできるようになったら、今度はまた管曲げで挫折しそうになって参りました。
――どうやって克服したのですか?
 クズ管や修理管を使って練習しました。
――昔はそれをやって怒られたって聞きましたが。
 いやぁ、今はそんなことないですよ。「見て覚えろ」というのは昔のことで、やっぱり数をこなさなきゃダメだなと、思いますよ。
 教えてくれた先輩が独立して、否応なし新規の仕事をすることに。結果的にはそれで、独り立ちできるようになりました。
――ところでご趣味は?
 いやー今は特に。仕事に支障がでるようになるのも困るので、スキーも行かなくなりましたね。
――ますます頼れる存在ですね!

 

 
 う・ち・の・会・杜 85 
関東甲信越支部 東京ネオン(株)
藤田 進さん

藤田 進さん ネオン業界の草分け的存在、東京ネオン(株)の創立は昭和2年。創業社長の廣邊泰蔵氏が大正11年に立ち上げた真空管製造の会社がその前身です。泰蔵氏はネオン管の国内製造を初めて手がけた方であり、ネオン協会設立時の発起人でもあります。
 また二代目社長の廣邊裕二氏はネオン協会の会長を14年間の永きにわたって努め、 現在ネオン協会名誉会長という任にあり、業界の功労者でもあります。二代目社長は煙草のポスターボードや、大型ビジョンといった屋外広告のニューメディアに着手、新しい業界の方向性を指し示しました。
 昨年11月末に新社長となられた藤田 進氏にお聞きしました。屋外広告業界にとって厳しい時代、三代目としてのビジョンは?
 「まず、原点である「サイン工事」と「媒体事業」に注力し新体制の足腰を固めていきたい。と同時に時代にあった新しいメディア開発にもチャレンジしていきたい。」
 藤田社長は協会青年部の代表世話人として、また各種委員として、忙しい責務の合間に、協会活動にも積極的に参加。
 社風は代々『質実剛健』。基本を大切に、関係法令を遵守し、必要な工程はご納得いただけるまでお客様に誠実にご説明させていただきます。煩わしく思われてしまうこともありますが、結果的にはお客様にご満足いただき、かつご迷惑をお掛けしない最善の方法であると考えていますとの事。
 事業においても協会活動においても、業界の範として藤田社長に大きな期待が寄せられます。

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