ネオン前線北上中

 
 腕自慢・ワザ自慢 83 
ネオン管曲げ
九州支部 (有)片山ネオン
片山秀一さん
片山秀一さん  私が初めてネオンと出会ったのは、今から25年前の昭和57年4月、18歳の時。大学の先輩から誘われたバイト先が久保ネオンでした。社長がガラス管をバーナーであぶりながら見事に文字の形に曲げていかれる姿をみて感動と興奮を覚えました。次の日からが私の曲げ屋人生のスタートでした。
 初めはチップ管切り、排気を1週間がかりで学びました。排気はネオン管の寿命を決める最も重要な作業と教えられ緊張の連続でした。管を焼きすぎて壊したり、割ったり失敗の連続でした。1年後に電極の練習を開始。コレがまた難しくて火傷しながら右手のガラスと左手のガラスを同じように回転させ炎で焙る事ができません。やっとうまくくっついたと思ったらポロリ・・・ショックでした。3年ほどで曲げの練習を開始。曲げは奥が深く社長のように早くできるようになりたいと、練習を重ねました。じっくりと段階ごとに学べた事が一番良かったですね。
 一番嬉しいのは自分の曲げたネオン管が街の中で綺麗に輝いていて、子供に「お父さんが作ったんだよ」って自慢できるのがいいですね。
 「技術はコレで良しということはない、妥協は許されない。日々精進あるのみ」久保社長のこの言葉をいつも胸に刻んで質の高いネオン管の製作に心がけていきます。また若い曲げ職人を育てる事にも力を注いでいきます。
 
 う・ち・の・会・杜 90 
中国支部 (株)タイペックス
有薗幸一さん

有薗幸一さん (株)タイペックスは、昭和55年現社長の原田尚明さんが立ち上げた「アド岡山」が、平成4年に「アド・オカヤマ」となり、さらに平成16年社名変更。
 会社設立当初の業務内容は手書き看板が主体でしたが、いち早くカッティングマシーンを導入しデジタル対応になりました。現在はインクジェットプリンターが主力となり、企画・看板制作から施工まですべてこなせる機動力を備えています。
 またネオンサインの制作、施工に併せて現在は LED及び 3Dパネルに力を入れ、上海からの独自ルート確立により安定して安価での供給が可能となっています。「より質の高い製品の安定供給を目指して、上海、北京をまとめる中国支社も視野に入れています。国民性の違いや、言葉の壁などがあり難しいとは思いますが可能性は大きいと思います」と、入社22年目の有薗幸一デザイン室長。
 従業員数は11名。社風は家庭的な雰囲気を持ちながら、新素材の開拓にも意欲的です。次の次を常に見据えて前進する(株)タイペックスです。

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