ネオン前線北上中

 
 うちの看板娘 13 
北海道支部
(株)野口工芸社
高橋ゆかりさん
高橋ゆかりさん ――入社なさって何年ですか?
 この6月で11年になります。
――どんなお仕事ですか?
 最初は請求書や見積書の作成など一般事務でしたが、現在は経理業務だけでなく、総務・人事・社会保険と様々です。
 経理業務は主に現預金の管理、月次の試算表の作成などです。売上の管理・請求書の発行も行っています。
――これから身につけたい資格はありますか?
 現在簿記の2級と、日本FP協会のAFP(ファイナンシャルプランナー)の資格をもっています。簿記は法人会の講習会に会社から参加させて頂きました。AFPは雇用保険の助成金制度を利用しました。さらに上の資格CFPを取りたいとい思っています。FPの資格はある分野に特化した知識ではなく、金融商品、株式、保険、不動産、税金、年金、ローンなどの幅広い知識が必要なので仕事上すごく役に立っています。
――これから経理面で会社をサポートできることは?
 これからの会社経営には経営分析は不可欠だと思います。まだまだ勉強不足なのですが、財務諸表を使った経営分析で会社の安全性・生産性・収益性成長性を把握し会社をサポートできればと思っています。
 また税制改正の傾向も経理としては注目したいです。中小企業に対しての優遇税制を活用できるよう勉強していきたいと思います。
 
 う・ち・の・会・杜 98 
四国支部
(有)土佐アート
松田 淳さん

松田 淳さん 昭和26年。戦後の復興に活気づいていた高知県南国に先々々代社長の小路氏がすみれ工芸を設立。
 平成8年に有限会社土佐アートとして新たなスタートを切りました。
 私が入社したのは約30年前。入社前は高校卒業後すぐ大工の職に就いていましたが、当時、舞台美術など造形に興味のあった私は不景気だったこともあり、自分の仕事、将来について悩んでいました。看板の世界に飛び込んだきっかけは…今はもう思い出せませんが、舞台美術よりも身近で、大工よりも面白そうに感じたのでしょう。
 当時は手書き看板が主流でしたが技術の進歩というのはめざましいもので、今ではカッティングシートやインクジェットプリンター、LED等を使った大型看板が主流になっています。
 社長に就任したのは入社20年目の平成8年でした。
 毎日が駆け足で進んでゆきます。辛い事や腹の立つ事がたくさんあります。それでも頑張れるのは、完成後すぐ、または一週間後、一年後、十年後に仕事を振り返って「楽しかったな」「面白かったな」と思い出せる仕事も数えきれないほどたくさんあるからです。
 現在、入社41年目の大ベテランを筆頭に9名の仲間と共に「楽しかったな」「面白かったな」の気持ちをどんどん増やしていこうと頑張っています。

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