昭和26年。戦後の復興に活気づいていた高知県南国に先々々代社長の小路氏がすみれ工芸を設立。
平成8年に有限会社土佐アートとして新たなスタートを切りました。
私が入社したのは約30年前。入社前は高校卒業後すぐ大工の職に就いていましたが、当時、舞台美術など造形に興味のあった私は不景気だったこともあり、自分の仕事、将来について悩んでいました。看板の世界に飛び込んだきっかけは…今はもう思い出せませんが、舞台美術よりも身近で、大工よりも面白そうに感じたのでしょう。
当時は手書き看板が主流でしたが技術の進歩というのはめざましいもので、今ではカッティングシートやインクジェットプリンター、LED等を使った大型看板が主流になっています。
社長に就任したのは入社20年目の平成8年でした。
毎日が駆け足で進んでゆきます。辛い事や腹の立つ事がたくさんあります。それでも頑張れるのは、完成後すぐ、または一週間後、一年後、十年後に仕事を振り返って「楽しかったな」「面白かったな」と思い出せる仕事も数えきれないほどたくさんあるからです。
現在、入社41年目の大ベテランを筆頭に9名の仲間と共に「楽しかったな」「面白かったな」の気持ちをどんどん増やしていこうと頑張っています。
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