面白ブックレビュー

 
〜 「グリコのおまけ」 〜
 筑摩書房刊 定価1300円  
子供の頃はキャラメルといえばグリコのキャラメルを買ってほしいとせがんだものだ。キャラメルとは別に入った箱を開けるのが楽しみだった。どんなおまけが出てくるかとわくわくした。いま思えばたわいもないものたちだったが、ちょっとした工夫を加えた品々が夢を与えてくれた。そんな夢を大人になった今もう一度味わわせてくれるのがこの本だ。おまけも時代の変遷によってずいぶんと形体を変えている。
ところでグリコのキャラメルには今でもおまけが付いているのだろうか。物心つくころからものに溢れる生活をする現代っ子にはおまけの持つ夢はもう味わえないのかもしれないが。
(博)


Back

トップページへ戻る



2008 Copyright (c) All Japan Neon-Sign Association