Vol.114 | ||
■ 原研哉氏が関ネ協で記念講演 ■ | ||
関東甲信越支部の関東ネオン業協同組合が5月12日(火)東京・銀座ラフィナートで開催した第51回総会で、グラフィックデザイナー原研哉氏が「『EMPTY−空っぽ』という感覚」と題して記念講演を行い、出席者に大きな感銘を与えた。 講演の中で原氏は、デザインを木の実にたとえ、おいしい木の実を作るにはまず土壌を良くすることとし、空っぽである神社の中心にどのような思いを込めるかで、クリエイティブなデザインが生まれると力説、「日本の夜景は世界一の美しさだ」と述べ、ネオンサイン業界の更なる発展に期待を寄せた。
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■ ネオンガスを用いた「かがり火ネオン」が経済産業省認定事業を取得 ■ | ||
2007年8月1日発行の「NEOS」盛夏号Vol.103、30ページ「新製品紹介」で紹介した「かがり火ネオン」が、平成20年度 経済産業省新連携事業に認定された。 本製品は、20mm管の透明ネオン管に透明ガラスを砕いた破片を内部に入れ真空状態にしたあと、ネオンガスを注入し、それにアース電極のアルミテープを巻きつけ、専用インバーターで電気を送ることにより炎色を発生させる装置で、電圧調整器を使って炎色を変化させることで、実際の炎のような揺らぎを実現させている。 飲食店などが屋外広告で使用する照明で、実際の火を焚き続ける手間が要らないため、火災の恐れや火傷の危険性もなく安全でローコストである点が高く評価されたという。 電気代は1日5時間使用で、1ヵ月150〜160円程度、価格は「大型かがり火照明」で180,000円。 なお、同製品は2005年の第4回ネオンアート展に出品され佳作を受賞している。 (問合せ先:株式会社 スペースアート 電話0596-22-9422 FAX 0596-22-9433 ホームページ http://www.spaceart.co.jp) |
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■ 平成21年度あと施工アンカー技術講習・資格試験日程発表 ■ | ||
社団法人日本建築あと施工アンカー協会(JCAA)は、このたび平成21年度のあと施工アンカー技術講習(全国各都市で6〜7月開催)、資格試験(全国各都市で9月開催)、特2種施工士実技試験(全国各都市で5〜6月開催)の詳細を発表した。 これらの資格認定は、業界唯一かつ権威のあるもので、工事業者のレベルアップにもつながりまた「あと施工アンカー」の安全確保にもなると思われる。 なお、全ネ協では技術委員会あと施工アンカー検討WGが、JCAAに協力してあと施工アンカーの研究と法的根拠の確立に向けて検討を続けている。 (お問い合わせ・資料請求は全ネ協事務局まで、詳しい内容は次のJCAAのホームページに出ています。http://www.anchor-jcaa.or.jp) |
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■ ジャパン・デザイン・ミュージアムとパイロット展の企画進行中 ■ | ||
現在、経済産業省の所轄団体として(社)サインデザイン協会、(社)ディスプレイサイン協会など8つのデザイン関連団体(総称D-8)があり、日本の暮らしと産業、文化にかかわる活動を行っている。その活動を一般に認知してもらう事業としてジャパン・デザイン・ミュージアムを立ち上げる構想が動き出している。 D-8ではその実現の手始めとして「パイロット展」の開催を企画中である。 作品の展示内容として「東京オリンピックのピクトグラム」や「大阪万博会場内サイン」など5項目の内の一つとして「ネオンサインの興隆」が上がっている。 これは1960年代から2000年代までにおける商業サインにおけるネオンサインに焦点をあわせて経済発展期の代表的作品を紹介するものとなる。 展示会の実現を目指し今後の業界の協力が期待されている。 |
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