NEOS Topics

 Vol.115
 
 第28回総合報道OOH賞入賞作品決まる   
 第28回目を迎えた総合報道主催『総合報道コミュニケーションプラザ』は、全ネ協ほか関連団体の後援で「社会に役立つOOH」のテーマで募集され、審査の結果、今回も最優秀賞が出なかったが、優秀賞1点、佳作4点の計5点が入選し、6月12日(金)東京銀座ラフィナートで開催された贈賞式で披露された。
 優秀賞には、広告媒体の価値を下げることなくホームからの転落防止という社会的に意義の高い機能を備えた (株)NKB渡辺信仁氏の「アドバリアー」が選ばれた。また、 (株)市浦ハウジング&プランニング藤岡哲也氏の「隠された都市〜都市を身近にするために〜」など4作品が佳作となった。
 審査は、佐々木清 (建築デザイナー)、瀧久雄((株)NKB代表取締役)、横山巖(アオイネオン(株)代表取締役・全ネ協副会長)、大谷昭徳 ((株)メディアコンシェルジュ代表取締役)、井原理安((有)井原理安デザイン事務所代表取締役・SDA会長)の5氏のほか、特別審査員として(株)東急エージェンシーOOHメディア本部OOHメディア部長古嶋一朗氏があたられた。

優秀賞受賞作品「アドバリアー」
右端が優秀賞受賞の(株)NKB渡辺信二氏。
隣は全ネ協横山副会長。

 
 ネオンとLED比較研究WG 第2期レポート近く発表  
 全ネ協技術委員会がJLEDS(LED照明推進協議会)との間で進めているネオンとLED比較研究は、本年度も様々な実証実験を精力的に実施しており、既にレポートの取り纏めに入っている。報告書は9月中には完成し、発表される予定である。
 
 東京都が屋外広告撤去に助成  
 東京都では、平成19年4月の東京都景観計画施行に伴い、同年5月より景観形成特別地区の屋外広告物等の規制を行っているが、本年度から、文化財庭園周辺などの景観形成特別地区において、区と連携し、規制対象広告物の撤去・改修を促進する3年間の補助制度を創設した。
 制度実施期間は、平成21年度から23年度まで、事業者への補助割合は、撤去が2/3、改修が1/2で、対象となる広告物の所有者は関係区の補助金交付窓口に申請することとなっている。
 具体的な指定箇所は、文化財庭園等では、浜離宮恩賜庭園・旧芝離宮恩賜庭園、清澄庭園、新宿御苑、小石川後楽園、旧岩崎邸庭園、六義園、旧古川庭園のいずれも周辺、水辺では、中央、港、江東、品川の臨海部を中心とするとされている。
 
 屋外広告調査フォーラム2009年度活動開始  
 屋外広告関係16社で活動を続けている「屋外広告調査フォーラム」(会長:城西大学大学院経営学研究科清水公一教授)は、創立10周年を迎え、5月13日(水)コートヤードマリオット銀座東武ホテルで総会を終了し、活動を開始した。
 DEC普及活動については、前期に引き続き、主要な街(ポイント)のDECシートを作成し、フォーラムのHPに掲載するほか、セミナー開催時等に「屋外広告効果指標”DEC”の活用」パンフを配布する。
 DEC以外のOOH指標については、欧米のOOH業界標準データに関する情報収集と研究を継続する一方、日本におけるOOH業界標準データの検討とそのガイドライン作成を目指す。更に、創立10周年記念イベントとしては、会員社・広告主向けのセミナー、「屋外広告のチカラ」をPRしたパンフレット作成、屋外広告に関する研究論文募集などが検討されている。
 また、今年度のフォーラム役員には次の7氏が再任されている。会長:清水公一氏(城西大学大学院経営学研究科教授)、幹事:廣邊裕二氏(社団法人東京屋外広告協会副会長)、板野遵三郎氏(社団法人全日本ネオン協会相談役)、堀 宏明氏( (株)電通アウト・オブ・ホーム・メディア局長)、清水伸夫氏((株)博報堂DYメディアパートナーズ アウトドアメディア局局長代理)、及川聡明氏( (株)アサツー・ディ・ケイ メディア戦略本部アウトオブホームメディア局局長)、上津原庸介氏((株)弘亜社常務取締役営業本部長)。
 なお、事務局長には、引続き小黒直弘氏((株)ビデオリサーチ取締役メディア事業局長)が当たられる。
 
 魅惑のカンバン・ハリガミ展  
  江戸東京たてもの園(東京都小金井市)で特別展「魅惑のカンバン・ハリガミ展」が開催されている。江戸時代の木製看板、昭和30〜40年代の鮮やかな琺瑯看板、張り紙、など豊富な資料を展示し、暮らしと共にあった看板たちの歴史と実態に迫るユーモラスな展覧会だ。
 同展は作家の赤瀬川原平氏やイラストレーターの南伸坊氏、林丈二氏(NEOS 37号インタビュー)らの「路上観察学会」と琺瑯看板収集家のオオタマサオ氏(NEOS 42号同)によるもの。
 江戸東京たてもの園は両国にある江戸東京博物館の分館で、看板建築の商店を移築・保存・公開する日本で唯一の博物館。味わい深い看板建築も見応えがある。

「魅惑のカンバン・ハリガミ展」は9月27日まで開催。
月曜休園(祝日の場合はその翌日)9時〜17時
問:江戸東京たてもの園 042-388-3300
 

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