ほっとコーナー

味自慢・酒自慢 ちりめん丼
四国支部  (有)土佐アート 松田 淳

 2010年NHK大河ドラマ「龍馬伝」の中で香川照之さん演じる岩崎弥太郎の生家が我が地元高知県安芸市にあります。おかげで県外から毎日毎日たくさんの観光客が足を運んでくれています。折角こんなに遠くまで来てくださったのですから、美味しいものを食べて帰ってもらいたい!
 その点、高知県は山海の幸にめぐまれていますので新鮮な素材をつかった料理がたくさんあります。その中でもここ数年で一気に安芸名物として有名になったのが「ちりめん丼」です。安芸市内の色々なお店で食べることができます。
 基本はあったかいご飯の上に真っ白でふわふわの釜揚げちりめんをごはんが隠れるくらい、その上に海苔、青じそ、大根おろし、ごま等をふりかけます。味付けは、生醤油、ポン酢、お出汁など。お店によって様々なバリエーションがあります。
 個人的に特におすすめする「ちりめん丼」は『廓中ふるさと館』の「かき揚げちりめん丼」です。もう字面を見ただけでおなかが空いてきませんか?
 ここの「ちりめん丼」は名前の通り、ちりめんと野菜の入った大きなかき揚げが一番上にドーンと鎮座しております。しかもその下には基本どおりたっぷりの釜揚げちりめんがしきつめられています。
 サクサクのかき揚げに天つゆのような出汁をかけて、かき揚げと下の釜揚げちりめんをごはんと一緒にほおばるとなんとも絶妙な味と食感のハーモニー!かなりなボリュームで、揚げ物なのに何故かあっさりと爽やかであっという間に完食してしまいます。
 龍馬も弥太郎も素晴らしいですが、『ちりめん丼」もなかなかのものです。是非食べに来てください。

 
趣味あれこれ それ行けクロスズメバチ
関東甲信越支部 (株)マークス 東城久寿美
 きっかけは、昨年の6月。昼休みに食事をしながらテレビを観ていると、日本初Red Bullカートレース開催の広告が目に留まりました。
 ネットで検索すると、動力無しで坂道を下るカートレースとのこと。早速応募資料送って頂きました。すると優勝100万円。カートの衣装・デザイン・パフォーマンス・スピードなどが採点対象。車重は80キロ未満。まずはデザインを応募用紙に貼って応募して下さい、との事。
 そこで思い出したのが7、8月に行われる私の田舎、長野での地蜂(クロスズメバチ)追いでした。さっそく四輪のクロスズメバチをデザインし応募しました。
 応募総数600件の内の70台に選ばれ、車両を製作することになりました。カートレースのサイトにデザインが載り、他の車両の情報や製作工程、進行状況などがいっそう向上心を煽り、10月11日レース当日まで仕上がりがとても楽しみでした。


 途中、製作状況を見学のためにRed Bullのミニクーパー(写真上)が工場に来て、エナジードリンクで乾杯しました。
 車両のシャーシは丸パイプ、タイヤは20インチの自転車を分解。サスペンションは中古バイクショップで見つけたもの。ボデーはアルミ・ステンレスのパンチングメタルで板金。ハンドルはネットで落札したトヨタカローラ2400円。椅子はホームセンターで980円。これらを9月中に組み立てました。すると車重90キロ。また分解して余分な鉄骨を削除し80キロになりやっとレギュレーション合格水準になりました。今度はボディの着色。3回塗りなおし、何とかスズメバチらしい迫力が出ました。光沢を出すために全体にグロスクリヤーを塗りました。羽はハンドル横のレバーで上下にパタパタ動くように工夫しました。工場裏側の100mくらいの坂で走行試験の結果、後輪を補強し車輪のぐらつきを無くしました。
 いよいよ本番。78台出場中59番目で朝10時までに受付済ませました。各チーム作品(カート)を見学しながら着替えて、ルール説明を受けてスタートとなりました。
 各チーム30秒間のパフォーマンス後、タイムレーススタートです。たくさんの声援とどよめきの中やっと出番が来ました。蜂の衣装着替えのパフォーマンスを終え、力いっぱい下り坂めがけてクロスズメバチを押し出しました。するとかなりのいいタイムで最後のジャンプ台に向かいます。これはいいタイム?その瞬間、ジャンプ台で跳ねた際、サスペンションから前輪脱輪。ハンドルが効かずガードレールに衝突。大きなタイムロス。ゴールまでわずか5mのところでした。結果78台中18位でした。
 しかし、とても面白く心躍るレースとなりました。看板屋さんもネオン屋もチョトしたアイディアとパフォーマンスで楽しいECOレースに参加できると思います。今年も6月後半ごろ募集がありそうです。


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