式典で国旗を縦長に掲揚することがある。そのまま縦にすればよいのかと思いきや、星条旗は裏返しにして縦にするのが正解(下段参照)。国旗には色んな決まりがあって、間違えると国際儀礼上大変なことになる。
その点、日の丸は楽チンだ。大きさは「縦が横の三分の二、丸の直径は縦の五分の三で、位置は中央」と法律で決まっている。裏でも逆さまでも大丈夫だ。
色はというと白と紅色としか決まっていない。じゃあ紅色ってどんな色?
JISに紅色というのがあるけれど、これは関係ないらしい。紅色といっても妙にピンクっぽいのからエンジっぽいのまで様々だ。「白地に赤く日の丸染めて」赤ければ何でもオッケーということか。色を扱う身としては少々不満だが詮無きこと。
何はともあれ元旦だ。先ずは日の丸を出して、お屠蘇、お雑煮としよう。よく見れば我が家の日章旗、長年の風雪の証か、かなりピンクっぽい…。
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