ネオン前線北上中

 
 腕自慢・ワザ自慢 94 
関東甲信越支部 (株)冨田工業
冨田紀雄さん
冨田紀雄さん (株)冨田工業の二代目、協会の青年部でも活躍中の冨田紀雄さんにお聞きしました。
――お仕事の内容を教えてください。
 文字、マーク、袖看板、壁面看板の製作加工です。この仕事に就いてほぼ13年。当社に入る前は他社で自動改札装置などの機械設計をやっていました。
――お仕事でご苦労されたことは?
 すべて受注生産ですから、お客様の仕様に合わせて一つずつ作っていくところです。大変ですが、逆に楽しみでもあります。
――お仕事の醍醐味もその辺でしょうか?
 街で自分の作った文字を見かけるとやっぱり嬉しいですね。お客さまにもあそこにありますと言える。作ることが好きですね。
――今後の目標は?
 少しでもこちらから提案できるようなノウハウを身につけていきたいですね。
――ところでマイブームはなんですか?
 日本酒です。酒造りの季節ですから蔵元に直接出かけて見学や酒を買って来ることもあります。美味しい酒はたくさんありますが、今気に入っている酒は三重の銘酒「」。自分専用の冷蔵庫にストックしてじっくり味わっています。
 
 う・ち・の・会・杜 114 
北海道支部 (有)ベスト・エム
松尾正己さん

松尾正己さん 松尾正己さんがそれまで勤めていたサイン会社が倒産。当時の部下6人と一緒に、(有)ベスト・エムが平成8年2月に立ち上がりました。社名のベスト・エムのエムは松尾さんのM、Movement(動き)のMです。
 業務を、足場と取り付けに特化し、今まで競合していたサイン会社の下請けに徹する技術屋軍団として、生き残りを図りました。
 「設立当初はとにかくお金がなくて困りました。お陰様で2、3年で仕事の量も増えて新しく人も雇い、平成18年までは順調でした。平成19年からは不況の波を被り下り坂になっていきましたが…」
 「お客さんの目の前で要望に応えて仕事をする。お客さんに満足してもらって初めて商売になる。基本はお客様あっての仕事」と松尾社長。
 現在、社長以下総勢7名。30年の経験と自信を持って解体工事、基礎工事、設置工事などを行います。
 「北海道はススキノですら一つずつ灯が消えていき寂しい限りですが、こういう時こそ皆が集まり笑顔になれる場が欲しい。街並みを考え、エコを考慮してランドマークにネオンがあればいいと思っています」

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