街のサイン

 
 津波の跡地に設置された情報ポール  
    
 震災の爪痕が残る亘理町荒浜地区に、真っ赤な大輪の花を思わせるような看板が設置され始めた。これは?日本サインデザイン協会(SDA)が提案する情報ポールである。津波ですべてがなくなった住宅跡に元の住所名、居住者の名前、そして現在の避難情報などのメッセージを伝えるこれらの看板は同協会の会員や企業の支援金をもとに製作され、被災者に無料で配布される。
 支柱の木は宮城県南三陸町の材木会社に発注し、看板は地元看板業者がインクジェットで出力し製作、組み立てて納品する、つまりは被災企業の支援も兼ねているわけだ。製作費は企業の支援金を当てることにして、現在広く支援企業への呼びかけを行っている。
 具体的な配布は被災自治体単位で申し込みをうけ現地に納品する。すでに宮城県亘理町から1000本の要望があり先日一部を引き渡している。先日の河北新報紙上で「自宅の証、心の支えにも」という見出しで取り上げられて以来、同協会には被災した自治体から問い合わせが多く来ている。
SDA TEL:03-381-8537/Email: sda@sign.or.jp
URL: http://www.sign.or.jp
【東北支部 K.O】

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