2011年を振り返ると、東日本大震災、福島原発事故など私達が今まで経験したことのない、想像を遥かに超えた災害が起きました。被災され避難生活を余儀なくされている多くの方々がいます。ここ新潟県内でも、今でも数千人の人達が避難されて、大変厳しい生活を送られています。心よりお見舞い申し上げます。
1995年から毎年12月に今年を表す漢字が発表されています。2011年は「絆」に決まりました。災害で家族や友人の大切さを実感し、助け合う人の支援の輪が広がったことや、なでしこジャパンがチーム一丸となってW杯優勝を勝ち取ったことなどが選ばれた理由になったそうです。
いみじくも我が社の今期のスローガンは『チームワーク』(連携)。人と人、社員(同僚、上司と部下)、部署、お客様等とのコミュニケーションを深め、相互に理解し、充実させていくことです。全員が一丸となり仕事に取り組むことで良い結果に繋がり、多くの成果が生まれると思います。特別なことや他と違ったモノづくりなどはしていません、ただお客様が満足していただけるモノを提供出来るよう、当たり前のことも手を抜かず誠心誠意でモノづくりすることに心掛けています。いまだにそのことが一番大変で難しい事です。
「絆」は離れないように繋ぎ止める網の意味があることから、人と人を離れがたくしている結びつきを言うようになったそうです。社会(地域)、企業(会社)また、団体(協会)においても、これからは人と人との付き合いを大切にしていくことで、小さな繋がりから大きな輪になり広がっていくと思います。そしてお互いに繁栄、発展していくことが大事だと思います。
今年、我が社は創業93年目に入り、100周年が目前に迫ってきています。新潟支店も支店開設から47年目になり、2015年には50年を迎えます。半世紀に渡り地元、地域に密着して商売をしてきましたが、ここ3、4年で世の中の市場や景気の動向が一変してしまい、大変厳しい環境になってしまいました。しかし、長年培ってきたお客様との信頼関係が、今の不況の中にあっても大変心強く、時には励みにもなり、大いに助けられています。これからもお客様との信頼を裏切ることなく、人と人との関係を大事に商売し続けていくことが私達の使命だと思っています。そのことで地元、地域の活性化に少しでも貢献できればいいと考えています。
2012年は辰年です。天に昇る龍に喩えられ、成長や発展の年だとされているようです。昨年は卯年でピョンピョンと景気が跳びはねる飛躍の年だと言われましたが、思いのほか跳ね方が弱かったみたいです。今年こそは干支のごとく成長、発展する年になるように、そして世の中全体が明るくなり、景気も上向くことを信じて期待と希望をもって、これからも頑張っていきたいと思います。
暗い世の中に光が差し込み市場が活発になり、業界全体が盛り上がっていけることを切望しています。
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