ベラルーシの首都ミンクスを訪ねたとき「涙の島」という小公園に寄った。アフガニスタン侵攻による戦死者のための慰霊碑があるのだ。そこの入り口の格子扉にたくさんの南京錠がかかっていた。何かのおまじないでもあろうかとガイド嬢に聞いてみた。結婚した二人が生涯別れませんようにとの誓いの印だった。その思いたるやよし。 ちなみにこの国の離婚率を訊いてみた。20代で50%、40代でも3分の1とのこと。破局は鍵をかけたくらいでは止められなかったようだ。 こんな鍵掛け物件はあっちこっちで見かけた。初心は鍵をかけても添い遂げたいということだろう。「カミだのみ」ならぬ「カギだのみ」。
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