満開の桜は入学式に最高の祝福だが、金木犀の薫りに取って代わられる時代が来るのか。
東大が推進している「9月入学」は大学のグローバル化・競争力向上の切り札と言われる。しかし、問題は入学の時期ではなく、学生の資質じゃなかろうか。
高校を出てから9月まで半年の空白ができることになる。もしも自分だったら遊び呆けてホンモノのバカになるのは必定だ。
大学のクオリティを上げるには、卒業試験を目一杯難しくして、本当に勉強しようという学生だけにすることだ。世界に通用する卒業生を送り出せるだろう。卒業が大変であると判れば入学者が減り、やがて大学の数は半減し、質的向上を果たすだろう。国費も節約できる。
高校を出たら就職する、あるいは専門学校に進む。これが普通になれば、国力はアップする。何故なら、いい若い者を4年間も遊ばせるという国家的無駄がなくなるから。ついでと言っては何だが、どんどん自衛隊に採るのもよかろう。
あんたはもう出ちゃったから好きなこと言えるわね、またしても戒めの声が聞こえてくる、嗚呼。
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