牡蠣のおいしい季節になりました。鍋よし、フライよし、煮ても揚げても美味しい牡蠣です。なかでも、牡蠣どころ宮城で美味しい牡蠣を食べるなら、お勧めは「かき小屋」で食べる焼き牡蠣です。
かき小屋は名勝松島に牡蠣シーズンのみオープンする食べ放題のお店です。大きなスコップに盛られて運ばれてくる殻付き牡蠣を、熱せられた鉄板にどどっと乗せます。巨大な蓋をかぶせ待つこと暫し。鉄板に牡蠣の汁がはぜる音、漂う香ばしい匂い、もう待ちきれません。熱々の殻を開けては熱々の牡蠣をハフハフとつるりつるりと次々に。適度な塩気と磯の香り、牡蠣味としか言いようのない濃厚な旨味!寒さに凍えた体もポカポカです。缶ビールでもあれば最高じゃないですか?
ところが、9月末に悲しいニュースが流れました。今年の厳しい残暑により海水温が上昇し、松島湾の牡蠣は7割方が死滅してしまったとのことです。かき小屋では他地区からの調達に奔走されたそうですが、充分な牡蠣の確保は難しく、残念ながら今シーズンの営業は断念されました。
な〜んだ、とは思わないでください。我が宮城は「牡蠣どころ」です。スタイルの違いはありますが、石巻や唐桑に松島同様、焼き牡蠣の食べられる「かき小屋」が新たにオープンしています。ホタテやイカ焼きを提供するお店もあるとのことです。これもありじゃないですか?
松島も来年はきっと大丈夫!今年の冬はぜひ宮城で焼き牡蠣を!
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