面白ブックレビュー

 
「可笑しなホテル」
ベティーナ・コバレブスキー著 二見書房刊
 ヨーロッパにはお城を改装したホテルが結構あり面白い体験ができますが、この本に紹介されたホテルには驚いたり感心したり。
  「星空の寝室」というのは何もない芝生の原っぱにベッドが備え付けられているだけ。傍には木枠付きのドアが立っているのがミソ。星空を眺めて眠りに付けばロマンチックな夢に浸れること請け合い。
  「氷のホテル」は文字通り部屋もベッドも氷でできています。宿泊客は防寒着を着たまま寝なければならない。そんなとっておきのホテルが24件も紹介されています。著者はもちろんその全部に泊まったようです。奇矯なホテルも泊まる客がいるからこそ開業しているわけですね。


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