ほっとコーナー

趣味あれこれ モノモウス
中国支部  (株)昭和ネオン広島営業所 難波政司

 「お父さん、また変な物を持って帰って、こんなん集めてどうするん」
 小学5年生の娘が、いぶかしげに私を見ています。家の玄関に置いてあるのは、印刷機械の壊れた歯車です。
 錆びて朽ちた鉄塊、壊れた部品、山や川で拾う流木や小石、何の役にもたたないモノ達が集まってしまいましたが、静かに佇んでいるように見えるその姿は、もはや現代アートのようです。
 我が家の片隅に鎮座しているそれらは、これ以上ないシンプルなカタチでよく手になじみ、じっと握ったり、横にしたり、縦にしたりして無心に眺めていると、仕事の疲れや悩みが癒されます。
 先日、ゴミ集積場へ見学に行きましたら、何万もの空き缶が四角にプレスされ、多彩な柄のキューブとなって、どこまでも積み重った巨大な塔になっており、その迫力のある寂しさにドキドキしました。
 ゴミと見られるそれらは、必要か不要かの単純な価値観だけでは、もったいない気がします。
 見方を変えれば、どこにでもある小石や落ち葉などの色や形は、人がまねのできない創造物である事に気づかされます。
 徳島県の山奥の町では、どこにでもある葉っぱが「つまもの」(料理を引き立てるための添えもの)として、販売されて数億円のビジネスになっているそうです。
 我々の作業現場で使う道具達も、粗末で簡素なスタイルですが、可能性のきっかけになるモノだと思わずにはいられません。 

 
郷土の味自慢・酒自慢 銀座・歌舞伎座近くのシチュー屋さん
関東甲信越北陸支部 銀座のソウジローオヤジ
 銀座には美味しいお店はたくさんありますが、実は洋食屋さんが多いんです。その中で私の大好きなシチューのお店を紹介したいと思います。
≪銀之塔≫歌舞伎座の裏にある昭和30年創業のシチュー専門店。本館は蔵を改造した趣がある空間です。お箸で食べられるように非常に柔らかく煮込んであるビーフ・タンのミックスシチューはグツグツ音を立てて土鍋で運ばれてきます。コクがあるのにしつこくなくてすっきりした味で、なんといってもご飯とのバランスは最高です。
≪エルベ≫ここも歌舞伎座の近くにあり昭和55年創業のシチュー専門店。外観的には喫茶店?って感じですが、ここも美味しい。開店以来変わらないデミグラスソースに、隠し味で日本酒を使っているとのこと。濃厚さは銀之塔の方がありますが、ご飯との相性は抜群です。お薦めはミックスシチュー。ランチ料金もありコストパフォーマンスはいいですよ。
≪銀座古川≫銀座四丁目の交差点近くの銀座ニューメルサの7Fにあり、平成14年創業の知る人ぞ知る有名店です。魚介類のクリームシチューはたらばガニや魚介類のだし汁から作っていて、豪華な海の幸(具材)がからまり何とも言えないコクと濃厚なソース(しょっぱいのではなく味が濃厚)が口の中に広がります。その他に煮えたぎった土鍋からカレーをすくって、2本のエビフライがしゃちほこのように突っ立っているドライピラフにかける海老フライカレーも旨い。濃厚な味わいにはぴったりのアイスティーがサービスなのもうれしい。あつあつの土鍋の中のシチューとご飯を食べていると、日本の洋食文化そのものを味わっている感じがしますよね。
 お店紹介になってしまいましたが、5月の全ネ協総会の時に美味しいシチューはいかがですか。


Back

トップページへ



2014 Copyright (c) All Japan Neon-Sign Association