ソチでの冬季オリンピックが無事終わった。日本人選手たちの活躍ぶりを応援し、胸を高鳴らせる17日間だった。
　 このオリンピックで私がもう一つ目を見張ったのは開会式と閉会式だった。数々の物語と歌やダンスをふんだんに取り入れた演出が素晴らしかった。そのすべてが花火に始まりLED、プロジェクションマッピングが一体化してまさに光と映像の饗宴。ことにプロジェクションマッピングをこんなに大々的に取り入れ、人間の動きと一体化させた例はかつてなかったのではあるまいか。光の効用がこれほどまでに進化したことに、同じ光を生業にするものとして感心させられた。
　 流石にバレーとサーカスを生んだ国と思ったが、5年後のわが国でのオリンピックでははたしてどんな演出を見せてくれることか。