ネオン前線北上中

 
 腕自慢・ワザ自慢 111 
中部支部 (株)シー・アール

役田慎一郎さん
役田慎一郎さん ――お仕事を始めて何年になられますか?
 19年です。父親が独立創業し、1年後に入社しました。会社は今年20年となります。
――社名のシーアールはネオントランスのCR。点滅器の販売が主な業務ですね。
 えぇ、当社は創業当時からネオンサインの企画の段階から参加して、点滅のプログラミングも提案しています。
 私の入社した当初はネオンは活気がありました。銀座4丁目のサッポロビールや、オリンパスなど、動きのあるネオンサインを全国各地で手掛けました。
――あちこちのランドマークネオンですね。
 はい、ミスは許されない仕事です。大変だったけれど、面白かった。
――心がけていらっしゃるのは?
 社長の口癖は「とにかく現場に行け」。現場に行っていろんな職人と話すことによって分かることがあると。本当にそうだなと、合点しています。
  ネオンは残念ですが、今はメンテナンスが主に。分からないことがあれば役に立てることがあるはずなので、相談して欲しいと思ってます。
――ネオンサインの技術を絶やさないで守りたいと、心強い役田さんです。
 
 う・ち・の・会・杜 138 
東北支部 (
)東北電照
柿沼和弘さん
柿沼和弘さん (株)東北電照は、先代社長の柿沼弘氏が昭和53年11月1日仙台市太白区で創業。老舗クロードで修業した弘氏が仙台の看板屋に職を得てさらに精進し、その後友人と独立して共同経営の後に、現在の東北電照を設立しました。
 創業40年に向けて、更にその10年先の創業50年に向けて、「がむしゃらにやるだけです」と、1昨年から社長を務める柿沼和弘さん。
 「創業当時は高度成長期でしたので、父には遊んでもらった記憶もないくらい、寝る間も惜しんで働いていました。中高生の時は春・夏・冬休みは必ず現場の手伝いでした」
 主な業務内容は屋外広告全般。製作から施工、メンテナンスまで。従業員数は19名。
 「常に社員に言っているのは『信頼とスピード』。築いてきた信頼に更に応えるように、スピードを持って、堅実に仕事をすると言うことです。これは先代の頃から変わらずにモットーとしています」  それに加えて今は情報をいかに早く、仕事に結びつけていくかが問われます。
 価格競争は厳しいですが、今まで培ってきた技術やノウハウを活かしつつ業務の幅を少しでも広げていきたいと柿沼社長。
 都市景観に調和する屋外広告。都市空間をプラスイメージに変える屋外広告を目指します


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