■ 『安全対策資材・用具』並びに『LEDモジュールと看板の取扱い.』に関する勉強会開催報告 ■ |
関東ネ協 安全対策委員会 |
関東ネ協安全対策委員会主催による、「安全対策資材・用具」並びに「LEDモジュールと看板の取扱い」に関する勉強会を、7月16日(木)本部会議室にて開催しました。 第1部の『安全対策資材・用具』に関しては、安全対策委員会の佐々木・石田両委員から説明して頂きました。熱中症対策には水分を摂取する事が第一ですが、作業中に常に水分を取ることは難しいと思います。そこで空調服を数点用意し、参加者に実際に着用して頂きました。背中に付いてるファンがバッテリーで小型の扇風機のように羽が回り、首と袖から空気が抜けることで汗などが乾燥し涼しさを醸し出します。 着てみれば一目瞭然、直射日光の当たる場所での作業も楽々熟せます。実際にファン付作業着を着た参加者からは、涼しいなとの声が漏れました。ゼネコン現場などでも結構好評のようです。汗ビッショリでは作業の効率化も難しいですね。 石田委員の会社では、みなさんがファン付作業着を着ているそうです。今回用意した作業着はバッテリー式のため充電が必要ですが、4段階切り替え付きで5時間から9時間は持つそうです。この空調服には、専用ヘルメットもあるそうです。暑い夏を乗り切るため、熱中症予防をするためにも何かを考えて実行しましょう。 また、トゲなしワイヤーと落下防止セイフティロープについても説明して頂きました。今回用意頂いたワイヤーは、ロック加工がなく金属疲労が少なく、資材の下からでも引き抜きが容易なワイヤーです。普通のワイヤーはトゲトゲしていて、革手袋をしても手に刺さりますが、このワイヤーはトゲが全くありません。参加者に順に回し実際手で触ってもらいましたが、素手で触っても、手で包み上下左右と擦らせてもまったく痛くありません。このようなワイヤーが存在することは本当に驚きですね。参加者からは驚きの声があがりました。 続いて佐々木委員がいつも仕事で愛用している、落下防止用のセイフティロープに関して説明を頂きました。参加者の皆様は、当然ながら高所での作業が多いと思いますので、数メートル数十メートルから工具を落とすと大変なことになります。本日用意頂いた数々の安全対策用品を見て、何かを思い、何かを感じていただければ、第一部を担当した講演者も良かったと思うに違いありません。 続いて第2部では、『LEDモジュールと看板の取扱い』と題して、安全対策委員会の丁委員と、社員の前畑様・堀口様から説明して頂きました。 丁委員より、「LEDモジュールと看板の取扱について、安全に利用いただける様お役に立てれば」との挨拶に引き続き、前畑様より「AC 100V LEDモジュール」について、製品構造図を参考に説明して頂きました。電流値と構造の関連で、最大連結数も規制される理由が理解できました。またチラツキ(フリッカー)現象は LEDの「ダイナミック点灯方式」による現象であることを詳しく説明して頂きました。DC12VとAV100Vの比較で、12Vは100Vより電流が高く危険であることを再認識致しました。 続いて堀内様より「LED看板の取付け、および、組込」についてご説明を頂き、看板を作るうえでの基本を再認識いたしました。 DC12VのLEDモジュールを実際に点灯し、最大連結数を越えた場合の影響について目視にて確認し、終端付近のLEDは電圧降下により明るさが低下しているのがはっきり分かりました。 続いて、取り付け前の注意について特に守っていただきたいこととして、現場の電圧を必ず計測すること。AC100VのLEDモジュールに、規定以上の高い電圧を通電すると必ず破損します。この注意事項を厳守することにより、安全になおかつ製品寿命も長く保てることが分かりました。 引き続き、スイッチング電源とケーブルの取扱いについて説明があり、最後に、LEDモジュールの誤った使い方をした場合の実験をしました。 説明資料も配布いただき、実例をまじえた説明と実験により、分かりやすく、今後の安全を保つために注意喚起を忘れないよう心がけたいと思いました。 安全対策委員会では、今後も有意義な講習会、勉強会を開催いたしたく検討しておりますので、ご意見・ご要望等ございましたらお寄せ下さいますよう、宜しくお願いいたします。 |