ほっとコーナー

郷土の味自慢・酒自慢 日本の花火は世界一
東北支部 東京電装工業(株) 佐藤利文

 今では全国的に有名になった「大曲の花火」。大会当初は地主さん達の“道楽”とも云われていた花火も、今や「文化・芸術」として根付き、全国の各種花火大会に大きな影響を与えている。そして現存する花火大会としても歴史は古く、競技の質でも最高のレベルである事もいうまでもない。
 日本の花火は、ヨーロッパやアメリカでもてはやされていたが、特に「大曲の花火」は、1979年6月に県内業者の他に国内の名立たる花火業者で「日独親善大曲花火実行委員会」を組織し、ドイツのボン市に出向き約五千発の花火を打ち上げた。上空で丸く開き、色が変化する日本の花火にボン市民達は感動した。更に大曲の花火にしかなかった“創造花火”に一気に酔いしれた。これがドイツで広く知られるきっかけになった。
 その後、1987年にベルリン750周年記念で、再びドイツの夜空に沢山の花火の菊が開花した。
 アメリカでも自由の女神像建立100周年を記念する大イベントで、東北の一地方で造った花火がニューヨークの夜空を彩った。
 「大曲の花火」は日本一であるということは、世界一の花火と言っても過言ではない。
 毎年8月に開催の「全国花火競技大会」は大仙市大曲の雄物川河川敷で行われる。
約1万8千発の花火が夜空を彩り、全国から80万人もの人々が見物に集まる。
 約2千5百発で構成する呼び物の“大会提供花火”は、感動的で涙する観客も大勢いる程である。毎月花火大会のある街としても浸透している。
 今年の八月は是非…。


写真提供:大仙市

 


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