NEOS Topics

 Vol.156
 
 第48回通常総会・東京大会   
会長 挨拶「日本サイン協会のスタート」
会長 横山 巖
 5月19日の第48回通常総会で、全日本ネオン協会は「公益社団法人日本サイン協会」と名称変更し新たな一歩を踏み出しました。
 私たちは、ネオンサインを始め総てのサインで活動を推進します。技術の革新、技能教育の実施、コンプライアンスの啓発、都市景観形成への寄与など、その範囲は広く課題もたくさんありますが、公益法人として社会に貢献できるよう精一杯努めて参ります。

協会CIの経緯
 今日のサインは、LEDを使ったものが大多数で、ネオンはごく僅かです。そのような現状から、特別委員会の事業として協会CIを実施しました。委員会は、協会の使命や課題は何か、基本に立ち返って議論を重ねることから始めました。その結果、ネオン技術を守り次代に伝えることが喫緊の使命であり、その上で総てのサインの領域で、協会の目的を果たしていくという姿が明確になりました。
 サインには、看板や標識の他、署名する、合図するなどの意味があります。私たちの仕事は看板製作の領域から、メッセージ伝達というコミュニケーションの領域に広がっています。その意味から「サイン」は協会の姿を表すのに最適であり、「日本サイン協会」という名称が選ばれました。

ネオンの将来展望
 欧米のネオンは、ショップサインなどアート性の高いものが多く、LEDが普及した今でも広く使われています。日本でも最近になって高級ブランドなどでネオンが多用され、欧米の姿に近づきつつあります。
 LEDが照明器具の部品として優れているのに対し、ネオンは部品ではなく、それ自体がアート性を持ったひとつの作品となります。若いクリエーターが意匠としてネオンを選択したり、ネオンアーティストを目指す若者も現れたり、ネオンの将来には新しい流れが展開しています。

安全点検の技能講習
 昨年から協会は国交省の安全基準作成に協力してきました。次なる重要な事業は、安全点検の技能講習です。
 国交省は、新しいガイドラインの中で「規則に定める者に点検をさせなければならない」とし、その者として「屋外広告士または、公益事業認定を受けた技能講習の修了者」と記しています。協会の技能講習計画は既に内閣府から公益事業の内定を得ています。これを広く全国で実施するために、一般社団法人 日本屋外広告業団体連合会と協力し、共催していきます。

結び
 協会の新たな歩みに、会員皆さんのご支援とご協力を宜しくお願い致します。
 
 
 平成28年度屋外広告士試験日程発表  
 一般社団法人日本屋外広告業団体連合会より、平成28年度(第25回)の屋外広告士試験日程が発表されている。試験日は平成28年10月30日(日)全国11会場で実施予定。
 受験料は17,500円で、願書受付締切は8月12日(金)となっているので、受験希望者はお忘れなく申込みをお願いしたい。
 申込み、問合せは一般社団法人日本屋外広告業団体連合会 試験課(03-3626-2231)まで。
 
 国土交通省 屋外広告物条例ガイドライン(案)を改正  
 国土交通省では、屋外広告物の所有者等が当該屋外広告物を良好な状態に保持するため、適切に点検等を行うことを明確化し、屋外広告物の安全性の確保を徹底するため、去る4月28日付にて、屋外広告物条例ガイドライン(案)を改正した。
 これに並行して公益社団法人全日本ネオン協会、一般社団法人日本屋外広告業団体連合会、一般社団法人サインの森は、「屋外広告物点検基準(案)」「安全点検報告書(看板カルテ)様式案」「屋外広告物の点検・保守に関する標準契約書(案)」を、業界の自主的な基準として定めた。今後、屋外広告物の安全点検制度を推進するためのツールとして活用を願いたい。 
 屋外広告物点検基準(案)は、屋外広告物の点検方法についての標準的な基準として策定した。
 安全点検報告書(看板カルテ)様式案は、点検の結果を記録し、履歴として残すことで屋外広告物の所有者と点検者との情報共有を図り、改修などの判断材料とするものである。
 屋外広告物の点検・保守に関する標準契約書(案)は、点検を確実に推進するためには契約に基づいた業務として実施する事が必須であるとの観点から策定したものである。
 この3アイテムは、既に当協会HPに掲出してあるので、ダウンロードして利用願いたい。
 
 第55回JAA広告賞 −消費者が選んだ広告コンクール− 詳細発表  
 公益社団法人日本アドバタイザーズ協会より、第55回JAA広告賞の詳細が発表された。昨年(第54回)から新たに「屋外・交通部門」が加わり、次のとおり6部門で募集する。
 近年のITデジタル技術の発達にともない、広告のあり方が大きく変容し、また、消費者の広告に対するとらえ方も変化してきており、このような広告を取り巻く環境の変化に対応し、広告の受け手(消費者)が選ぶという原点を強調した広告賞である。
@実施団体:公益社団法人アドバタイザーズ協会(JAA)
A出稿期間:平成27年10月1日から平成28年9月30日までのものが対象
B応募期間:平成28年6月1日(水)から平成28年9月30日(金)まで
C応募資格者:アドバタイザー/広告会社/制作会社/媒体社
D募集部門:屋外・交通広告、新聞広告、雑誌広告、テレビ広告、ラジオ広告、WEB広告の6部門
 申込み、問合せは公益社団法人アドバタイザーズ協会(03-3544-6580)まで。
 

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