ちょっとヒント・うちの会社では

 
 「ものづくり補助金」制度に積極的に応募  
    中部支部 日本街路灯製造(株) 加藤高久

 弊社は読んで名のごとく、日本全国の街路灯を造っている会社で何方にも何をやっているということが解って頂ける会社です。
 事業概要や優位性、独自性、得意分野などは次のようなことであります。地域開発や環境整備といった全国の街並みに彩りを添える街路灯・アーチ・サインなどの企画・デザイン・設計から自社工場主体の製造、そして施工からメンテナンスまで一貫して社員が手掛ける実体で世の中に役立つ仕事をしています。
 また会社のスローガンは『オリジナル街路灯日本一』を目指し、多品種少量、下半期超短納期一極集中受注にも対応が出来、製造プロセスが確立され、他社に真似の出来ない、製造現場内の独自設備を直接お客様にみて頂くことにより、実体で信用と信頼を得ています。
 最近では『ものづくり補助金』制度を活用して、H24年度、H25年度に加え今回H27年度補正予算にて申請者が採択されました。これは申請書作成にあたり外部の方にお願いするのではなく社員間で色んな話合いをし、これからのものづくりに特化するにはどんな設備が必要なのか、実際の製造現場を交えて申請書を書き上げた熱意が採択に繋がったと感じています。
 具体的な申請内容としましては、従来の街路灯製造は本丸として、それ以外にも「付加価値の高いサインの試作開発」を行うために必要な『ファイバーレーザー複合機』を購入する運びになりました。
 この『ファイバーレーザー複合機』はレーザー切断機能についてエネルギー効率が高いため従来の1/3の電力消費量で、レーザー発振ガスも不要で省エネ効果を実現します。また切断速度も上がり、従来機より30%の時間短縮が可能となり、結果省エネと生産性の向上が可能となります。
 また機械は複合機ということで切断加工に加え、パンチングプレス機能が備わっており、孔あけは勿論金型交換により、タッピングやVカットの加工が出来、高精度、高品質の製品づくりが可能になります。
 このように最先端の設備が導入され、特に工場で作業をしている者にとっては今まで以上に「ものづくり」に対する取組や製品への愛着といった「わくわく感」と「充実感」がみなぎって来ました。
 こういった『ものづくり補助金』のような、国が打ち出す施策には失敗を恐れず(弊社も失敗を重ね今回に至った)積極的にチャレンジすることにより、会社としての耐力も培われ、最終目的である世の中に役立ち業績向上となることを願っています。
 最後に、申請には時間や労力がかかりますが、諦めない精神で今後もチャレンジしていきます。躊躇している方がいらっしゃいましたら、失敗を恐れず是非チャレンジしてみて下さい。




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