香川県の名産といえば、みなさん思い浮かぶのが、まず讃岐うどんだと思います。今年、日本サイン協会青年部の全国大会はここ香川県で開催されました。その中でうどん体験教室を開催させていただき、みなさんで生地からうどんを打って、自分で作ったうどんで昼食をとりました。やはり香川県はうどんだなぁ、おいしい!とみなさんが言っていたのを思い出します。
しかし! 名産はうどんだけではありません。香川県は少し地中海に似た(?)気候と風土があります。瀬戸内海に浮かぶ多くの島があり、そこでとれるオリ−ブ、そして、それを餌にしたオリ−ブハマチ、オリ−ブ牛は絶品です。
まだまだありますが、今回、紹介させていただきたいのは、和三盆といわれる砂糖です。
香川県には、ごく一部の地域のみ生産されている希少な砂糖があります。この砂糖が一般的には和三盆と言われています。
さぬき和三盆は細長いサトウキビから作られます。
このサトウキビは、香川県東部にある(和泉砂岩)という砂地の土地と温暖な気候と風土で育てられ、サトウキビは花が咲かずに栄養を全て茎に蓄えるため、独特の香りや旨味を作りだします。和三盆には独特の風味があり、スッととろける口溶けの良さ、淡泊さなど、他の砂糖にはない特質を持っております。カルシウム、鉄分などが含まれており、何よりも手作りで今もなおこの伝統を守り続けていて、宮内庁にも納められたことのある、本当に最高級の砂糖です。
和三盆の名前の由来については様々な説がありますが、その一つとして、研糖(盆)の上で三度研ぐためと云われています。また、香川県では古くから砂糖・塩・綿の三つの特産品は、讃岐三白と呼ばれています。わたしは時々うどんのダシに使ったり、コ−ヒ−に入れたりしています。友人からはもったいない使い方しているなと言われますが…。和三盆は砂糖菓子もおすすめです。まさしく砂糖の塊ですが、口当たりがよくあっさりとしています。
みなさんも日ごろ仕事で疲れた身体に、どうでしょうか?一度食べてみてください。きっと驚きと感動があると思います。
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