ネの字通信

 
 第28回 関東ネ協 安全衛生推進大会  
関東ネ協 安全対策委員 高山幸雄

 平成29年2月15日(水)13時より、関東ネ協主催の第28回安全衛生推進大会が東京屋外広告ディスプレイ健保会館に於いて開催されました。 司会を務めた冨田委員による式次第の案内によりスタートし、今井安全対策副委員長の開会宣言、横山理事長の挨拶、上野委員長の大会挨拶に続き、横山理事長による安全表彰においてSAGARAネオンの相良宏司様 代理の佐藤久男様が受賞されました。
 続いて中野委員より日サ協安全標語の入選作品が発表されました。本年度の入選作品は以下の通りです。(詳細はNEOS160号に掲載)
 『段取りに 必ず入れよう 危険予知』
 『安全は 人に頼るな 任せるな』
 『再確認 その目が摘みとる 危険の芽』
 今回の素晴らしい作品を念頭に、無事故・無災害を心掛け安全に留意致したく思いました。
 続いて西村委員より、日サ協補償制度の事故例発表がありました。今回の事故例の中で、看板撤去工事中に台風の雨水が浸水し、内装に損害を与え大きな補償が発生しました。天候不良の中、無理な施工計画自体が問題であり、状況判断の甘さが原因だと思われます。
 引き続き今回のメインテーマとして、AIU損害保険(株)東京第一支店の神保裕太郎氏による、エクササイズを交えての講義を受けました。はじめに『労務管理から見る安全管理』を主題としたビデオ上映がありました。エクササイズの講義の中では、錯覚、思い込みなどは過信によるヒューマンエラーに繋がる恐れもあり、突発的な事態に対する体の反応は思う以上に解離があると切実に感じました。建設業の危険度は非常に高く、他業界と比較して即重大災害に繋がる率も非常に高いため、こうした講義の重要性を強く感じました。
 後半は、『社内でできる労災安全大会の実施例』として(有)保険ネットワークセンター東京支店長の藤井俊彦氏に講義をしていただきました。様々な揚重災害等で用途外使用の厳禁、また不安全状態や不安全行動が重なり事象災害が発生すると、事業者責任を問われる労働災害に発展する恐れもあり、改めて安全に対しての意識高揚が求められると感じました。また参加者がいくつかのグループに分かれ、思い当たる事故例を元にお互いに対策を検証し合うというディスカッションの場を設けていただきました。
 続きまして安全宣言を梅根拓也氏に発表していただき、参加者全員で、安全の誓いをご唱和いただきました。
 また、恒例のアトラクションであるビンゴゲームも行われ、皆さん笑いを交え盛大にQUOカードの争奮戦で盛り上がっておりました。
 最後に浅田安全対策副委員長の閉会の辞で締めくくり、今回の安全大会の閉会となりました。
今回の安全講習で得たことを現場で充分活用し、0災目標に安全施工と危険を意識した作業を願いたく思います。



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