サインの話

 

徳島でLEDアートイベント開催

四国支部 (株)徳島ネオン 本久智一

 昨年の12月16日(金)〜25(日)の10日間にわたって『徳島LEDアートフェスティバル2016』が開催されました。
 このイベントはLED生産で世界的に有名な日亜化学工業の本社が徳島県下にあることもあり徳島市や地元の経済団体が主催のもと『光のまちとくしま』を全国にPRすべく2010年より3年に1回のトリエンナーレ形式で開催されております。
 今回は前回までの2回とは趣向を変えて、地元出身のデザイナー猪子寿之氏を芸術監督に迎えました。猪子寿之さんは学生時代の仲間と『チームラボ』を立ち上げ今や全国各地、世界にもその名前を轟かせ各地でライトアートを使った作品を数多く手掛けおられます。
 御存じの方も多いかもしれませんが、最近ではDMMのコマーシャルでビートたけしさんと出演しライトアートについて解説しているシーンが記憶に新しいと思います。
 さて、今回のイベントの内容ですが、徳島市の中心を流れる新町川沿いの新町エリア、徳島駅北側の徳島城公園エリア、徳島駅からすぐ近くの藍場浜公園エリアと、会場が大きく3つのエリアに分かれ開催されました。

  新町川沿いの新町エリアでは川にLEDを仕込んだ風船を浮かべ、リズムと共に色が変化し、それが水面に反射し『水とひかりのまち徳島』にふさわしい景色が広がっておりました。
 徳島城公園エリアでは木々が呼吸しているのを光で表現した多様な作品で、私たちが普段なにげなく通り過ぎている景色がこんなにも幻想的に変化するのだなと感動しておりました。

  藍場浜公園エリアでは高さ≒15mの展示物がありクリスマス近くもあったせいか多くのカップルや家族連れの方が光のアートに酔いしれておりました。今までも何回かこのイベントを見てきましたが、遊び心をもった作品でこんなにも人々の関心を引き付けることができるものだと感心させられました。
 これからも益々LEDのさまざまな使い方による作品が生まれてきそうです。


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