ほっとコーナー

郷土の味自慢・酒自慢 武蔵野地区発祥の油そば
関東甲信越北陸支部 (株)日高ネオン 梅根拓也

 「油そば」ってご存知でしょうか。麺も具もどんぶりもラーメンのそれなのですが、スープのかわりに油としょうゆベースのタレが入っていて、麺、具、タレをかき混ぜて食べる食べ物です。まぜそばとか汁なしラーメンと呼ばれることもあります。最近はチェーン展開する店もあり全国で見られるようになりましたが、50年くらい前に武蔵野市の亜細亜大学の近くにある「珍珍亭」が、中国の拌麺を参考にして商品化したものが発祥とされています。
 そんな発祥の地である当地ですので、多くの油そばの名店があります。中でもナンバーワンは法政大学の近くの「一平ソバ」。実は、叔母の経営する店なのですが、身内びいきを差し引いても一番おいしい。最寄り駅から遠く離れていてもお客さんが途切れることはありません。黄色い太麺、厚めのチャーシュー、メンマ、ナルト、ねぎがのっています。それを天地返し(麺と具を引っくり返して麺を上に具を下にして混ぜる)して食べ始めますが、途中で味変アイテムとして、酢、ラー油等を入れるともう箸が止まりません。最初は空っぽの胃に油とタレが沁み渡り、次に酢で油っぽさを中和し、最後にラー油で食欲を再度刺激する組み合わせです。
 叔母いわく「油ソバというと、こってり!をイメージされる方が多いですが、スープがないため、普通のラーメンよりもカロリーが低く、実はヘルシーなんです」
 実際のところ、食べ始めてしまうとそのおいしさにテンションが上がってしまって、ヘルシーか否かは横においといて、あっというまに完食してしまいます。
 「一平ソバ」以外のお店でも、いつもの大勢の若いお客さんで賑わっていて、当地のソウルフードという言われ方もする油そば。ぜひ、天地返しした油そばに、酢とラー油の味変アイテムで、テンション上げて召し上がれ!

 写真はネギトッピングのせ油ソバ

 
趣味あれこれ 富士フイルム製のデジカメに夢中
九州支部 T.M.
 写真とカメラについてですが、最近はカメラと言っても、ほとんどの方がスマートフォンまたは、ガラケーのカメラを使って写真を撮る(保存する)行為を普通にされていますが、私がカメラに興味を持ちだした頃は、高価でオヤジのオモチャみたいな感じがあり、一般にはそれほど普及はしていない時代でした。
 高校2年の時、同級生宅に遊びに行き、彼が趣味で写真を撮っていると言って見せてもらったアサヒペンタックスの一眼レフに衝撃を受け、自分もなんとか手に入れたいと思い始めた私は、夏休みの肉体労働のバイトに貧弱な体にむち打ちながら念願のカメラを手に入れたのでした。その当時はプリント代が勿体ないので押し入れや風呂場にてモノクロ現像のみで1人楽しんでおりました。
 その後数十年がたち一度キヤノンEOSを購入し数年使用しましたが、出来上がりに満足出来ず、そのまま放置。暇つぶしに訪れた、家電量販店の販売員さんに相談したところ、その方がたまたまバイトで来ていたプロのカメラマンで、画質でお勧めなのがこの機種ですと富士フイルムのコンパクトデジカメを勧められました。しかし私の頭の中では、カメラはキヤノン&ニコンでしょと思っていて、正直なところフイルムメーカーのカメラなんてと思っていましたが、その方の専門的な説明を聞くうちに、高額な商品なので一度は諦めかけた私でしたが、押し入れのキヤノンに別れを告げ、富士フイルム購入を決断。撮るとこれがコンパクトデジカメの画質?と疑うほど素晴らしく、感動しました。私の頭の中で、デジタル一眼はもっと凄いに違いないと思いが膨らみ、コンパクトデジカメを下取りに出し最上位機種に手を出したのでした。 買った後に気づいたのは、私には写真の才能が無い事でしたが…。それでも日々カメラを磨く?毎日を楽しく過ごしております。


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