いつの間にか100歳の長寿も珍しくない此の頃、その事を手放しで喜んでいいのかどうか正直戸惑いがあります。
私の趣味は唯一「ゴルフ」です。それ以外は趣味らしいものが殆んどありません。ゴルフをやり始めたきっかけは、親戚に誘われ、いきなりコースデビューでした。多少なりとも運動神経に自信がありましたが、打っても、打っても自分の思ったようにボールは飛んでいかず、こんなに難しい「遊び」が世の中にあるのかと衝撃を受けた事を思い出します。
それ以来、学生時代はスコアを追い求め無我夢中で練習しましたが、思ったようには上手にならず、ハイスコアは夢のまた夢でした。
現在に至ってはスコアよりも自然の景色を楽しみ(景色どころでない時もあるのも事実ですが)、同伴者の方との会話も楽しいです。初めてお会いした方でも18ホールを一緒にプレーすると親近感が沸き(そうでない人もいますが)、不思議な感じがします。そうは言ってもスコアも良く、少しでも納得のいくプレーをするために日々のトレーニングは欠かさずやっています。
現在、家に高校生の息子がいて、少年野球に始まり「野球一筋」。親の遺伝子を受け継ぎ、机の前に座っているのが苦手な体育会系です。
仕事を終え帰宅すると一緒にトレーニングをしたり、ランニングをします。なかなかついていけませんし、年々しんどくなります。しかしこの時間が私にとって、息子と色々な会話をする貴重な時間ですし、我が家の話題の中心はやはり息子の「一球一打」です。そして、お互いが共通して心掛けているのは、自分が使用する道具に感謝し大切に使うということです。
息子には小さい頃から、この野球道具は自分が会社から頂いた大事なお金で買うことが出来るんだよと言ってきました。その為か私のゴルフクラブは15年以上も前に購入したクラブを今でも使っています(これは経済的に新しいクラブが買えないのが本音ですが)。
また、私は四人兄弟で三人が男の兄弟です。やはり共通の趣味がゴルフで、年に一度やる兄弟ゴルフも楽しみのひとつで、実力も拮抗しています(毎年、成長していないのも事実)。「亭主元気で留守がいい」と言いますが、私がゴルフに出掛けた後は多分、妻は喜んでいるだろうと思います。
最後になりますが、「ゴルフ」というスポーツはいくつになっても出来るスポーツです。一年でも長くプレー出来る様に、健康に気をつけ、これからもゴルフを通じて素敵な人との出会いを期待しつつ、楽しい時間を共有出来ることに感謝していきたいと思います。
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