■ 関東ネ協 平成29年秋季経営セミナー 開催報告 ■ |
関東ネ協 経営副委員長 増田 剛 |
関東ネオン業協同組合では、恒例となっております「秋季経営セミナー」を10月13日に組合会議室で開催致しました。 今年のテーマは『相手の心を掴んで動かす営業トーク』、講師は「E-ComWorks(株)」代表取締役山本衣奈子先生にお願いしました。 山本先生は玉川大学芸術学科ご卒業の後、「演じる」ことと「伝わる」ことの関連性を実社会で検証すべくいろいろな職種で30社以上勤務され、のべ5万人以上の人とのかかわりから、「円滑なコミニュケーションの極意」を見出されたそうです。 女優を目指して勉強されてきました先生の全身アクションありの熱弁を聞いていると、「普段から意識して当たり前の事と思いながら、あれ、こんな事が出来ていなかったのかな?」と思う事がありました。 実際に出席して初めて気づいた事で、文章では表現しにくいので箇条書き風になってしまいますが、キーワードとして幾つかのポイントを報告します。 まず営業トークとはコミュニケーション能力で、今日1日で覚えられる訳ではないし記憶も薄れるもの。忘れないと覚えられず、忘れるから覚えられる事だそうです。 @人には違う面があるのだから、「この人はこういう人間」と思い込んで決めてしまってはダメ。 A人には「もしかしたら、こういう部分があるかも」と余裕を持って接する。 B行動量が多い人がコミュニケーション能力がある。 C目を合わせてニッコリ挨拶することがコミュニケーションの当たり前。 Dご自身で勤務された経験から会社や集団は二つの形に分けられるとの事。 一つは『生き生きカンパニー』。人によっても、気分によっても、どんな相手でも、ムラのない笑顔・挨拶・声かけから、人間関係の構築・土台作りに長けた人の集まり。 もう一つは反対に『どんよりカンパニー』で、「これくらい言わなくてもわかるでしょ」や「私が言いたいこと分かるでしょ」や「あの人は言っても分からないでしょ」みたいな集まり。つまり『相手依存はダメ!』だそうです。 そして『伝わるように伝えるには選択肢を絞る事が大切』で、StraightとSimpleとSmileの『スリーS』。つまり聞く耳を持ってもらうには会う度に違うことを言ってはダメで、話の方向転換をする時は「こういう経過があって」とか理由を添えた会話にする自己効力感。更に一日の多くは周りの人、つまり相手が自分の顔を見ているので常に笑顔での「ありがとう」から言葉の小さな組み合わせで、心の伝わりに繋がっていくそうです。 最後にまとめますと、「日常では常識と思っていた顔と言葉が-実は正確に伝わっていなく、心象よく受けて取られていない事があることを再確認して、今後の仕事に繋げていくこと」です。 皆様も「会話は簡単なようで難しい」と改めて意識して営業トークに活かしていきましょう。 |