■ 第29回 関東ネ協 安全衛生推進大会 ■ | ||||||
関東ネ協 安全対策委員会 藤井俊彦 | ||||||
関東ネ協主催の第29回安全衛生推進大会が、平成30年2月26日(月)に大塚にある東京屋外広告ディスプレイ健保会館にて開催されました。司会進行役は冨田委員です。今井安全対策副委員長を皮切りに、横山理事長から「安全と安心を持ち帰りましょう」の挨拶から、上野安全対策委員長の大会挨拶に続き中野委員より日サ協安全標語の入選作品が発表されました。 本年度の入選作品は以下の通りです。 第1部門「危ないぞ 言える勇気と聞く心 みんなで育てる安全意識」 第一工芸(株) 加藤真司氏 第2部門「声かけは 仲間同士の 命綱」 (株)オートレント 新井彩子氏 第3部門「プロ意識 油断大敵 まず確認!」 アオイネオン(株) 静岡本社 横山幸宜氏 続いて昨年度に続き私、藤井が作業事故報告として、平成29年度日サ協補償制度を適用し事故事例を取り上げ原因について補足説明をさせていただきました。その中で、平成29年度の業務災害については、交通事故で重大事故が続いたことと、賠償事故については塗料等による飛散や、台風や強風などの悪天候が原因で起こる事故について予防や作業工程を変更する等の話をさせていただきました。 今年の安全講習は3年ぶりとなる普通救命講習です。豊島消防署の方々をお迎えして応急処置の重要性や救命処置について説明を頂きました。実技として胸骨圧迫による心肺蘇生術や気道確保の人工呼吸、さらにAEDを使用しての動作手順を参加者全員で実践しました。また救命処置として、気道異物除去法や直接圧迫止血法の解説をして頂きました。万が一現場に居合わせた場合に、簡単な知識と少しの勇気で人命を救う事ができます。参加者の皆様も真剣な表情で耳を傾けていました。私も10数年前に取引先の社長様から夕方に電話をいただき「社員が仕事終わりに倒れて救急車で病院に運ばれた」と連絡が入った事を思い出しました。この時に社員の方たちが救命講習を受けていれば、もしかすると助かったのではないかと思いました。 休憩を挟み約3時間に渡る普通救命講習が終わり、安全の誓いを潟Iートレントの上野翔太氏に発表して頂き参加者全員で復唱いたしました。続けて毎年恒例のアトラクションとして、ビンゴゲームによるQUOカード争奪戦です。先ほどまでとは違った緊張感での白熱したビンゴ大会は所々に笑みももれながら1等から5等までの入賞と参加賞が全員に行き渡りました。 閉会の辞は、浅田安全対策副委員長により「これまでにも救命講習を受けているが数年経つと忘れることもあるので必要なものだと」熱い思いを語って頂き無事に安全衛生推進大会は閉会いたしました。 経営者の皆様、職場での安全意識を高めるために社員の方々はもとより協力会社の皆様にも是非とも安全衛生推進大会にご参加頂き、危険を少しでも減らし事故後の救命対応も習得して頂き安心して安全な作業を続けられる事を願いたいと思います。
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