香川県と言えばうどん。うどん県として有名です。讃岐うどんは、あっさりしたダシと、コシのある麺が特徴の香川県の特産品です。全国生麺類公正取引協議会により、香川県内で製造されたもの、加水量40%以上、加塩量3%以上、熟成時間2時間以上、15分以内で茹で上がるもの、以上の5項目を満たしたものを讃岐うどんとする、という基準が定められています。 県内にはたくさんの讃岐うどんのお店があります。その数は1000軒以上とも言われていますが、一口にうどん屋といっても香川県の讃岐うどん屋はいくつかの種類に分類することができます。店員さんが案内やうどんの持ち運びをしてくれる一般店、自分でうどんを茹でたり、ダシを注いだりするセルフ店、そして製麺所がうどんを食べさせてくれる製麺所系の3種類に分けられるのが一般的です。
一般店、セルフ店は全国でも有名ですが、製麺所系はあまり知られていないと思いますので少し説明します。
製麺所とは、うどんの麺の卸が本業ですが、製麺所がお客様の希望でうどんを提供するようになったお店のことです。基本的に製麺所の一角を利用しているため客席数が少なく長い行列ができるお店もあります。特に、製麺所タイプの場合、お店によって注文も仕方が違うので初めて訪れる方は、事前に調べておいた方がいいかと思います。例えば、あるお店は「ぬるい麺」「冷たい麺」「熱い麺」「かま玉」の4種類から注文します。前のお客さんをよく観察しておくことも大切です。基本的にその日に用意されたうどんが売り切れた時点で閉店となるところが多いので、希望のお店で食べたい場合は早めの時間帯に訪れることをお勧めします。さらに営業時間が比較的短いお店が多いため、目的のお店の営業時間は必ずチェックした方がよさそうです。
讃岐うどんは人それぞれ麺の好み、ダシの好みがあるため一概にどこが美味しいとは言えませんが、個人的に好きなお店を紹介します。
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製麺所
「山越うどん」のかま玉うどん |
セルフ店
「麺処 綿谷」の肉ぶっかけうどん |
一般店
「おか泉」のひや天おろし |
一般店では「おか泉」(綾歌郡宇多津町)のひや天おろしうどん、セルフ店では「麺処 綿谷」(高松市、丸亀市)の肉ぶっかけうどん、製麺所では「山越うどん」(綾歌郡綾川町)のかま玉うどんです。香川県に来た際にはうどん屋巡りをしてみるのも良いのではないでしょうか。
そしてもう1品。
ご存知の方も多いと思いますが、骨付鳥の「一鶴」が香川県では有名です。骨付鳥の元祖かなりの人気店でいつも行列ができています。おやどりは弾力があって噛めば噛むほど味が出る!ひなどりは柔らかジューシーなので子供やご年配の方におすすめです。味付けはニンニクが凄く効いていてスパイシーでビールとの相性は抜群です。骨付鳥と一緒についてくるキャベツを鳥から出た油をつけて食べると相性抜群!食べ方としては、おにぎりにその油を染み込ませて食べるのがまた最高なのです。右手に骨付鳥、左手にビール、骨付鳥は豪快にかぶりついて存分に味わってほしいです。最後のシメは鳥飯にスープをかけてお茶漬け風にするのもおすすめです!お好きな組み合わせで是非お試しください。 |